福崎「ぴゅいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
ギアクーダ「シュオオオオオオオオォォォォォォ」
美由紀「だ、誰なの!?この子!?」
美由紀は福崎を初めて見るため、驚く。だが、
福崎はそれに気づかず、逃げるのに必死である。
灰間「何でギアクーダが福崎を・・・!?まさか!!」
そう。ギアクーダたちは1階の玄関からだけではなく、
2階の窓からも侵入して来たのだ。
福崎「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
福崎はこの家を出た。続いて、灰間やギアクーダたちも出る。
灰間「あっ!!待て!!福崎!!!」
ギアクーダ「シュオオオオオオオォォォォォォ」
こうして、この家に残ったのは美由紀ただ一人だけとなった。
美由紀「・・・・何なのかしら?一体・・・。」
福崎は夜の町で泣きわめきながら逃げているが、
ギアクーダが追い続ける。
そして、ついに行き止まりについた福崎は、いよいよ追いつかれる。
ギアクーダ「シュオオオオオオォォォォォォ」
福崎「やぁだ!!やだああぁぁぁだああああぁぁぁぁぁ!!!!!
やあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
ぢゃじゅぎぇぢぇえええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
福崎は物凄いギャン泣きで叫びながら、とてつもなく怯えていた。
ギアクーダ『五月蠅いガキだ。始末してやる!』
ギアクーダは両目から赤い電撃を出し、福崎を殺そうとする。
灰間「危ねえええぇぇぇぇ!!!」
その時、灰間がジャンプして、福崎の前に立つ。そして、
ギアクーダの出した赤い電撃を直接受けてしまう。
灰間「ぐああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」
福崎「は、灰間!!!」
電撃を浴びた灰間は服がボロボロになり、体がほとんど焼かれそうになる。
煙が出て、いきなり倒れそうになり、右膝を地面につく。
灰間「ぐ・・・・っ!!あぁぁ・・・!!お、お前が、
万にこの電撃を受けても生きてたら、俺の正体をバラしちまうもんな・・・!」
福崎「は、はは・・・!はははははははは!!!よ、よくやったよ!!!
灰間!!俺を守るために、こんな無様にボロボロになってくれれさ!!
さァ!!このまま戦え!!さらにボロボロになっても戦えよ!!!!
ミラクルマンのてめェなら、これくらいは当然なんだろォ!!?」
ギアクーダA『やった!!ウルトラマンティアーズがボロボロになったぞ!!』
ギアクーダB『このまま勝てる!!行くぞ!!』
多くのギアクーダたちが灰間を襲う。だが、灰間は負けない。
灰間「ぐ・・・っ!!おらあああぁぁぁぁ!!!
灰間は迫る一人のギアクーダをパンチで攻撃。
ギアクーダ「シュオオオオオォォォォォ」
灰間「うおおおおぉぉぉぉ!!!!てやあぁぁっ!!」
続いて、灰間はキックで別のギアクーダを打撃、
手刀でまた別のギアクーダを打つ。
ギアクーダ「シュオオオオオォォォォォォ」
その時、ギアクーダが赤い電撃で灰間を再び攻撃する。
灰間「うわあああぁぁぁぁぁ・・・・!!?」
ギアクーダ「シュオオオオオオォォォォォォォォ」
他のギアクーダたちがさらに大ダメージを受けた灰間に襲いかかる。
殴ったり蹴ったりの連続が灰間を襲う。
灰間「うっ!?ぐっ!!おぁ!!がは!?くぁ・・・!ぬっ・・・!」
灰間は攻撃を受け続けて倒れた。それを見た福崎は怒り出す。
福崎「灰間ああぁぁぁ!!何やっとんか!!?てめェ!!
ウルトラマンなんだろ!?
俺の前でさっさとウルトラマンティアーズに変身してよ!!!
早く変身して、このムカツク怪人共を全部、ぶち殺しやがれェ!!!」
灰間「い、言われなくてもわかるって・・・!!」
灰間はゆっくりと立ち、ペンダントを掲げる。そして。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間は等身大のウルトラマンティアーズに変身した。
ウルトラマンティアーズ『シュワ・・・・!!ぐ・・・・っ!?』
だが、さっきの戦闘でのダメージが大きいか、
ティアーズは一瞬だけ体に苦痛を感じる。
ギアクーダ「シュオオオオオオォォォォォォ」
多くのギアクーダたちがティアーズに迫る。だが。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!・・・・・・・!!」
ティアーズがキックで一人目のギアクーダを倒す。続いて、
チョップで二人目を倒し、パンチで3人目を倒す。そして、
様々な格闘で少数のギアクーダを倒していく。
福崎「ははははははは!!!良いぞ!!どんどん殺せェ!!!」
ギアクーダ「シュオオオオオォォォォォォォ」
ギアクーダが赤い電撃を発射するが、ティアーズはこれを避ける。
ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!!」
ティアーズはプレズマレイガンで3人のギアクーダを爆発させて倒す。
ギアクーダ『ぬうぅぅ・・・!ティアーズめ!!あんなにボロボロになっても、
まだ戦う力が十分にあると言うワケか!?こうなれば、奥の手だ!!!』
怪人たちは一斉に逃げ出し、それぞれに分かれて行った。
福崎「化け物共め!!バラバラになって逃げたな!!?
灰間!!巨大化して、逃げ惑う馬鹿共を皆殺しにしろ!!!」
ウルトラマンティアーズ『ああ・・・!わかった。シュワッチ!!』
ティアーズは巨大化して、
バラバラに逃げているギアクーダたちを見ていた。
福崎「民家が少しくらい壊れても構わん!!あいつらを潰せ!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!」
福崎に言われて、ティアーズは逃げている一人のギアクーダを踏み潰した。
さらに、パンチで別のギアクーダを潰す。
福崎「ぬるくやるなァ!!派手にやれよォ!!」
ウルトラマンティアーズ『ぐ・・・っ!!でや!!』
ティアーズは思い切り蹴り上げ、二人のギアクーダを蹴り飛ばした。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!」
ティアーズはアームシュートで3人のギアクーダを攻撃した。
そして、その場所が爆発し、燃え上がる。近くの民家が危ない。
BAR基地では、緒川が大神に報告する。
緒川「各防衛軍の施設を襲撃しているギアクーダたちが、
秋田町に集結しようとしています!!
上川隊員や叶野隊員が追跡してる模様です!!」
大神「それで、その秋田町の状況は・・・・!?」
緒川「はっ!先ほど、ティアーズが現れて・・・・!」
そして、緒川が苦しそうな表情をする。
日下部「ティアーズが現れて、どうしたって言うの!?」
緒川「てぃ、ティアーズが秋田町で暴れているそうなんです!!!」
大神「何じゃと!?」 日下部「何ですって!!?」
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートで再び怪人を倒す。そして、
またもアームシュートを発射して、別のギアクーダを爆破する。
ウルトラマンティアーズ(すまねェ・・・!秋田町の皆。
こうしねェと、俺の正体がバレちまうんでな・・・・!!それに、
あの魔族共は必ず倒さなきゃなんねェ!!辛抱してくれや・・・・!!)
ティアーズはそう思いながら、アームシュートで攻撃し続ける。
秋田町の所々が燃え、人々が悲鳴をあげて逃げ惑いながらも、
ティアーズはギアクーダを全滅させるまで、攻撃しなければならないのだ。
福崎の圧倒的な命令によって。
福崎「はははははははは!!!良いぞ!!どんどんやっちまえ!!!
ついでに、いじめっ子共も巻き添えにして良いんだぜェ!!
ぎゃはははははははははははははははは!!!!!!!」
その時、バルワンダーDXが飛んで来た。操縦しているのは、
日下部、叶野、上川の3人であった。
上川「ウルトラマンティアーズを発見!!暴れています!!」
日下部「ティアーズ・・・・!どうして、こんな事を・・・!!」
叶野「ティアーズを止めるぞ!!レーザーバルカン発射!!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンを連射し、ティアーズを攻撃した。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアァァァァァ!!!!」
福崎「邪魔すんなあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ウルトラマンティアーズ『ば、BAR・・・!?
そうか!俺が暴れていると思って・・・!』
バルワンダーDXは続いてレーザーバルカンを連射し、ティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・・!!」
攻撃を受けるティアーズだが、バルワンダーDXを攻撃したくない。
ギアクーダ『ククク・・・!BARめ!!どんどんティアーズを攻撃しろ!!』
ウルトラマンティアーズ『待ってくれ!!バルワンダー!!
この町には、魔族が大勢潜んでいる!!』
叶野「この町に魔族が・・・・!?」
ティアーズの言葉を聞いた隊員たちは攻撃を止める。
上川がレーダーの方を見る。
上川「本当だ!!この町に魔族は多くいる!!」
日下部「でも、何であんな破天荒な事を・・・!?っ!」
その時、日下部は福崎がいる事に気づく。
日下部「福崎・・・・!!」
叶野「ウルトラマンティアーズへの攻撃を中止する!!」
ウルトラマンティアーズ『攻撃を止めてくれるか・・・・。うっ!!?』
その時、ティアーズのカラータイマーが赤く点滅し、倒れそうになる。
ウルトラマンティアーズ『いかん・・・!!前に受けた激痛が、
大きく増していきやがる!!しかも、
さっきのバルワンダーの攻撃でさらに・・・!』
今のティアーズにもはや、戦う戦力がとても少なくなっている。
やはり、灰間翔としての姿であの強烈な攻撃を受けて、
物凄い激痛が身体を襲い続ける事になったのだ。その時、
人気のない場所でとても大勢のギアクーダが集まっている。
ギアクーダ『今ならティアーズを倒せる!!今がチャンスだ!!!
さァ!!諸君!!真の姿へ合体だ!!!』
全てのギアクーダたち「シュオオオオオオオオォォォォォォォォ」
そして、全てのギアクーダが赤い電撃と共に合体し、
巨大な魔獣ヘと姿を変えた。
前の怪人の姿と違い、怪獣の姿をした大魔獣・ギアクーダの登場だ。
ギアクーダ「グアアァァァァァァオオオォォォウウウウゥゥゥゥゥゥゥ」
ウルトラマンティアーズ『ま、魔獣・・・!!
そうか!!奴らが変身したのか!!』
ティアーズは走って、キックでギアクーダを攻撃する。
ギアクーダ「グアァァァァァァオオォォォウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!?」
ギアクーダは攻撃を受けるが、ティアーズも何故かひるむ。そう。
身体に蝕む激痛が今でもティアーズを苦しめているからだ。
ギアクーダは反撃として、ティアーズを殴り、キックでさがらせる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・!!!」
つづく
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