灰間「何が素材だ!あの女の人に何をしようとしたんだ!?」
黒いローブの男「貴様は・・・灰間翔!いや、ティアーズか!!」
灰間「そうだよ!それに今、奴隷っつったな!?もしや、
多くの人間たちを浚い、ジャミラに変えたのはてめーか!!」
黒いローブの男「その通り!水のない惑星の環境の中には、
他の惑星の者をいかなる熱さにも耐えられるように、
醜悪な姿に変貌させるエネルギーを持っている。そこで、
我ら魔族は、その星の環境に魔力を含ませた。その結果、
あの星に来た人間がさらに醜い魔獣に変化したと言うワケだ!我々は、
この魔獣となった人間たちを奴隷にしていた。地球攻撃以外にも、
魔星で働いている奴隷も複数いるよ。無間無休だがね。」
灰間「てめェ・・・!少し度が過ぎやしねェか?今から、
その奴隷たちを元に戻すなら。お前を特別に生かしてやっても良いぜ。」
黒いローブの男「ククククク!!残念!!あの奴隷共は、
もう普通の人間に戻る事はできないのだよ!!我ら魔族の科学力でも、
貴様ら地球人の科学力でも駄目なのだよォ!ほほほほほほほ!!!」
灰間「あああぁぁぁ!そう!!!」
灰間は怒りを爆発して、黒いローブの男に殴りかかる。だが、
黒いローブの男はジャンプで避け、さらに灰間から離れる。
黒いローブの男「貴様は俺たち魔族に簡単に殺意を抱ける!だが、
流石に同じ地球人には手が出せん!来い!!ジャミラよ!!」
黒いローブの男の近くに、ジャミラが現れる。もちろん、等身大である。
ジャミラ「ウウウウウウウゥゥゥゥゥッ」
灰間「く・・・・っ!ジャミラ・・・。」
灰間はジャミラの姿を見て、動揺する。
黒いローブの男「さァ!どうする!?このジャミラを殺すか!?だが、
このジャミラはお前と同じ人間だ。ジャミラを殺すと言う事は、
人間そのものを殺す事になるのだぞ?倒せるか?倒せまい!」
灰間「野郎・・・・!!」 灰間は震えていた。灰間は恐れていた。
このジャミラもまた人間だ。灰間は昨日の夜で、その人間を一度、
殺してしまったのだ。これ以上、同じ人間を殺してしまうなど、
正義の心を大きく持つ灰間にできるワケがないそうだ。
黒いローブの男「かかれ!!ジャミラ!!!」
ジャミラ「ウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
灰間「ぐあ!?」 ジャミラは右手で灰間を殴る。
続いて、左手で灰間をさらに打撃。そして、連続打撃で責める魔獣。
黒いローブの男「言っておくが、説得などするな!?奴隷として、
もはや同じ地球人の言葉より、我ら魔族の言葉に優先するように、
洗脳してあるからなァ!!ジャミラよ!!地球人をもっと痛めつけろ!!!」
ジャミラ「ウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラは灰間を蹴り飛ばす。倒れた灰間はこう思う。
灰間(優先・・・か。そう言えば、俺も福崎の奴隷。俺だって、
他の人間の言葉よりも、
福崎の言葉に優先するようにされてるんだっけな。
何となく、俺はジャミラの気持ちがわかる。同じ奴隷だからな・・・。
けど、それとこれは別。魔族の方がとっても酷いぜ。奴隷の上に、
人質に使うなんてよ・・・!けど、その奴隷である人質を殺しちまった。」
灰間がそう思っている間に、
ジャミラがその灰間を蹴り付け続ける。その時、ペンダントが光る。
灰間(何・・・っ!?ジャミラが殺して欲しいだと!?
ジャミラにされた人間が、
安らぎを求めて、死の世界へ旅立ちたいってのか・・・!
そうか。ならば!!)
その時、日下部が駆け付けてきて、バルガトリングの銃弾でジャミラを攻撃。
ジャミラ「ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
日下部「ならば・・・!それを実行し、救うのみね!!」
どうやら、日下部も灰間と同じ思想を持っていた。攻撃を受けた、
ジャミラは灰間から離れる。灰間は立ち上がる。
灰間「おらああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
灰間は思い切り強いパンチで魔獣を殴り飛ばす。
ジャミラは致命傷で死んだ。
日下部「全く!何をしていたのよ!!何も装備しないで・・・!」
灰間「悪いね。俺も、ジャミラに似たようなもんだから。」
日下部「え・・・・?」
灰間「いや。何でもねェ。それより、あの黒いローブの野郎が・・・!」
日下部「ええ。こいつさえ倒せば、
これ以上ジャミラが増える事はない!!」
黒いローブの男「ふふん!!
果たしてそうはいくかね?間もなくやって来るだろう。
我が魔力で強化したジャミラが!その時は、地球は壊滅するだろう!!」
黒いローブの男がそう言うと、空からまたカプセルが落ちて来た。
そのカプセルが落下すると同時に大きな爆発をする。そこから、
巨大なジャミラが現れた。巨大魔獣ジャミラの登場だ。
ジャミラ「ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ」
日下部「巨大なジャミラが来たわ・・・!」
黒いローブの男「ふふふふ・・・・・!!」 黒いローブの男は逃げようと走る。
灰間「あっ!!待て!!」 灰間は黒いローブの男を追う。
ジャミラ「ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ。」
ジャミラは口から火炎を吐いて、多くの民家を焼き尽くす。日下部は、
バルガトリングの銃弾でジャミラを攻撃するが、全く通じていない。
日下部「き、効いてない!?そうか!!このジャミラは強化しているね!?
確か、ジャミラは熱に強い。まさか、
その部分をさらに強まったと言うの!!?」
火炎でさらに多くの民家を焼いたジャミラは、別の民家を次々と、
踏み壊しながら、多くのビルがある街へと向かう。
その時、多くの戦闘機部隊が飛んで来た。
多くの戦闘機がミサイル一斉連射でジャミラを攻撃。
ジャミラ「ウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラには多くのミサイルによる爆撃をも通じなかった。そして、
ジャミラは口からの火炎で多くの戦闘機を撃墜してしまう。さらに、
向きを変え、一つのビルをも燃やしてしまう。
灰間は黒いローブの男を追い続けている。
その時、黒いローブの男が立ち止まり、灰間の前に向く。
黒いローブの男「待て!!
こうしている間でも、ジャミラが都会で暴れるぞ!!
人間が都会を壊そうとしているのだぞ!それは不味い事であろう!?
人間が都会で大暴れし、大量殺人の罪を背負う事になる!!!」
灰間「くぅ・・・っ!!そこで待ってろ!!」
灰間は黒いローブの男から離れ、暴れるジャミラに近づく。
灰間「ティアーズ!!!」 灰間はティアーズに変身した。
多くのビルがある都会で、ジャミラは大暴れしていた。
ジャミラ「ウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
魔獣は両手を振り回し、次々と建物を壊していく。そして、
口からの火炎で多くの建物を燃やし、爆発させる。
戦車部隊が一斉砲撃で攻撃するも、ジャミラには一切、通じない。
ジャミラ「ウウウウゥゥゥゥゥッ」
ジャミラは口からの火炎で多くの戦車を破壊する。
その時、ティアーズが空から飛んできて、ジャミラに突進する。
ウルトラマンティアーズ「シュワッチ!!!!!」
ジャミラ「ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラは倒れ、ティアーズはジャミラに馬乗りになる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!」
ティアーズはジャミラの顔を連続で殴り始める。だが、
ジャミラは口からの火炎で反撃する。ティアーズは間一髪避けて、
ジャミラから離れる。再び立ち上がるジャミラ。
ジャミラ「ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラは右手で打撃しようとするが、ティアーズは左腕でガードする。
だが、ジャミラは左腕でティアーズを打撃する。この打撃は命中する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!?」
ジャミラ「ウウウウウウウゥゥゥゥゥッ」
魔獣は頭突きでティアーズをさらに打撃する。
ティアーズは痛がってさがる。
ジャミラはさらに突進しようと走る。だが、ティアーズは、
そのジャミラを身体を掴み、これで魔獣の突進を素早く回避する。
ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!」
回避されたジャミラは倒れるが、すぐに立ってしまう。
ジャミラ「ウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!!!」
ティアーズはアームシュートでジャミラを攻撃する。攻撃を受けた、
ジャミラの身体の一部が爆発するが、その炎は身体の中に埋まってしまう。
まるで、ジャミラがその炎を自ら己のボディに取り込んだように。
ジャミラ「ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?
シューティングスラッシュ!!!!!」
ティアーズは驚いたが、すぐに落ち着きシューティングスラッシュを使う。
だが、ジャミラはジャンプでこれを避けてしまう。
ウルトラマンティアーズ『何っ!!?』
ジャミラ「ウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
ジャンプしたジャミラはティアーズに近づき、
両手でティアーズに強烈な打撃を与える。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアアアァァァァァ!!!!」
ティアーズは魔獣の強烈な打撃を受けて、倒れてしまう。
ジャミラは口から火炎を吐き、ティアーズを苦しめる。
火炎を浴びるティアーズはピンチとなる。その時、空中から、
バルワンダーDXが飛んで来た。叶野と上川が操縦している。
恐らく、別のジャミラを既に倒し、ティアーズの援護に向かっただろう。
上川「巨大なジャミラを発見!!」 叶野「ティアーズを援護する!!」
バルワンダーDXは火薬状のバルカンでジャミラを攻撃する。
ジャミラ「ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラはこれに驚き、火炎を吐くのをやめる。
叶野「続いて、レーザーバルカンだ!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンでジャミラをさらに攻撃。
ジャミラ「ウウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ」
攻撃を受けた魔獣はひるみそうになる。
ウルトラマンティアーズ「ティアーズナックル!!!!!」
ティアーズは光の拳であるティアーズナックルを発動し、
ジャミラを連続で殴り始める。
ジャミラ「ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥッ」
その時、遠いビルの屋上で黒いローブの男が現れた。
黒いローブの男「ティアーズめ・・・!どうやら、
本気でジャミラを殺すつもりらしいな。だが、
せっかくの奴隷なのだ。これ以上、
減らすワケにはいかん!!とう!!!」
黒いローブの男はジャンプし、そのまま姿が変わっていく。
着地すると、黒いローブの男は巨大な魔獣となっていた。
この姿は、あの魔獣ジキルと全く同じ身体をしていた。そう。
魔獣ジキルの別個体であるのだ。
ジキル「キビビビビビビビビッ」
ティアーズはティアーズナックルでジャミラを殴り続けている。
これを見たジキルは、口から光線を発射する。
その光線はティアーズに命中する。
右肩を攻撃されたティアーズは、その部分を痛がる。
ティアーズナックルの発動が消えてしまう。
ティアーズはジキルの方を見る。
ジキル「キビビビビビビビビビビッ」
ウルトラマンティアーズ『ジキル!?そうか・・・・!
ジャミラを操る黒いローブの男の正体は貴様と言うワケか!?』
ジキル「キビビビビビビビビッ」
ジキルはティアーズに近づいて走り、素早いパンチで攻撃。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!?・・・・・!!」
顔を殴られたティアーズはキックで反撃する。さらに、
ティアーズはチョップ、パンチのコンボ攻撃でジキルを攻撃。
ジャミラ「ウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ジャミラが突進でジキルに迫るティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!?」
ティアーズはジャミラの突進で倒れる。すぐに立ち上がるが、
ジキルとジャミラがティアーズの前でゆっくりと迫ろうと歩く。
ジャミラ「ウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ」
ジキル「キビビビビビビビビビビビビッ」
つづく
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