福崎はこれを使って、灰間を奴隷にしたのだ。
もし、灰間がその福崎言う事を聞かなかった場合、
福崎が灰間がティアーズである事を、
多くの人々に知らせてしまうのである。
福崎「はぁ・・・。ほら、また来た。」
二人は立ち止まり、目の前には、3人の高校生がいた。
高校生A「おい。福崎。・・・ん?」
高校生B「何だ?お前。何で福崎なんかと一緒にいるんだ?」
灰間「悪いね。俺、こいつのボディガードになってるんだ。
お前ら。何で、こいつをいじめてんだ?」
高校生C「は?お前がそれを知る必要がある?」
福崎「ちっ!相変わらず・・・!俺にも理由を教えず、
勝手にいじめる・・・!でも、もうその必要はないよ。今日から、
俺を守ってくれる奴が来たんだ。もうお前らなんか怖くない・・・!」
灰間「・・・・と言うワケだ。福崎をいじめる前に、俺を倒してみる事だ。」
高校生A「ちっ!!中学生ごときが偉そうな事を!!かかれ!!」
3人の高校生が灰間と福崎に襲いかかる。
灰間「ふん!!でぃ!!たぁ!!」
灰間はそれぞれ一人の高校生に1発のパンチを打ち込む。
高校生たち「うわああぁぁぁぁ!!!」
3人の高校生は倒れた。これを見た福崎は大いに喜ぶ。
福崎「よっしゃあああぁぁぁ!!どうだ!?俺の勝ちだ!!
いじめっこ共!!今まで散々、
俺様をいじめた罰だよ!!ひゃははは!!!」
福崎は一人の高校生を何度も踏みつけた。
灰間(・・・もうこんないじめっこ共、二度と現れねーと良いけど・・・。)
一方、日下部はカプセルから出た怪物の様子を見ていた。その時。
怪物「ウウウウウウウウゥゥゥゥッ」
怪物は口から火炎を吐いた。
これを見た人々はさらに恐怖し、悲鳴をあげる。
その火炎はまだ一人も浴びていないが。
日下部「か、火炎を吐きました!!」
大神の声『もはや人ではないと見えるけ!!
被害が出る前に、麻酔弾を使え!!』
日下部「はいっ!!」
日下部はバルガンから麻酔弾を発射。怪物はその弾を受けて、倒れる。
怪物「ウウウウゥゥゥゥッ」 日下部「せ、成功です・・・。」
大神の声『よし。そのままBAR基地へ運べ。詳しく研究してみよう。』
灰間と福崎は、ある民家の前に来た。随分と貧しそうな感じだ。
福崎「ここが俺の家だ。」
灰間「それで、ここで俺に何をして欲しい?」
福崎「いや。もう良い。家の中は安心だ。まあ、
親が酷くなけりゃ良いけど・・・・。あと、一つ言っておく。
学園に行く前はまずはこの俺んちに来て、俺を迎えに来い。良いな?」
灰間「わかったよ。じゃ、また会おうな。」
灰間は走り、福崎のところから去った。
日下部は処理班に倒した怪物をBAR基地に運ばせ、
緒川たち科学者たちに研究をさせていた。
怪物は今でも眠っていて、カプセルの中で、
身体中をコードに付けられている。
大神「これがカプセルから出た怪物か・・・。」
緒川「怪物から確かに、人間と同じ生体反応とエネルギーがあります。
まるで、人間が怪物になったみたいだ・・・・。」
上川「・・・・っ!?よく見れば、この怪物・・・。ジャミラと似ている!!」
大神「ジャミラだと!?あの被害者の事か・・・!?」
叶野「被害者とは・・・。どう言うワケです?」
大神「ふむ。
諸君は60年代で出現したジャミラと言う怪獣を知っているだろう。
そのジャミラは、実は一人の人間だったんじゃ。」
日下部「えっ!?あ、あの怪獣は・・・元人間だったのですか!?」
隊員たちは怪獣であるジャミラが元人間である事に驚く。
大神「宇宙飛行士だったジャミラは、
事故によって水のない惑星に不時着し、
その惑星の環境に適応して体が変異し、あの姿となったんじゃ。
それで、彼は怪獣となってしまい、人間を襲っていたんだ。だが、
そのジャミラと全く同じ姿を持つ奴が現れたとは、少し驚いた・・・!」
上川「もしかして、
あの水のない惑星に来た人が他にもいたんじゃないでしょうか!?」
緒川「宇宙パトロール隊からの情報によれば、あの水のない惑星には、
強烈な異常変異エネルギーに満ちています。恐らく、
それが原因であるかと思われます。」
日下部「では、この怪物も、元宇宙飛行士なのかしら?」
緒川「その詳細も詳しく調べています。しばらくは・・・。」
その時、灰間が入って来た。
灰間「すみません・・・!遅くなりました・・・。」
日下部「遅いわよ!!灰間!!!」
つづく
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