テルとミルは倒れた。これを見たデスブラザーは笑いながら言う。
デスブラザー「はははははははは・・・・!!どうだ?
俺様への復讐は諦めて、負け犬のように尻尾を巻いて逃げるなら、
今だぞ?貴様たちのような負け組には、
それが一番だと俺は思うがな?」
テル「ぐ・・・っ!ふざけんなよ・・・!!そうするのは、貴様だ・・・!!」
ミル「そうね・・・!そろそろ、本気にならなくちゃね・・・っ!」
テルとミルはゆっくりと立ち上がり、ローブに手を付ける。
ボトルズ「っ!?もしや、さっきの完全な力を出すつもりですか!!?」
マンボ「待て。マンボも戦う。」
テル「何・・・!?」
マンボ「デスブラザー。世界の敵。マンボ。世界の敵を倒す。
だから、一緒に戦う・・・・!そして、マンボの魔法、お前たちを助ける。」
ミル「いえ。その魔法は、
あの熊君と鳥ちゃんを助けるためにとっておきなさい。」
テル「この悪魔を倒すのは、俺とミルだけで十分だ・・・!!」
そして、テルとミルはついにローブを脱ぎ始めた。これにより、
露出度の高い衣装を見せる、
テルとミルの身体から凄まじいエネルギーを放出した。
デスブラザー「むっ!?何だ!?このエネルギーは・・・・!!?」
デスブラザーも少しだけ驚く。
テル「見せてやる・・・!これが俺とミルの本当の力だ!!!」
テルとミルは今までより素早く走り、一気にデスブラザーに近づく。
テルとミル「ストレンジナックル!!!!!」
テルとミルは今までより、
とても強烈なストレンジナックルでデスブラザーを攻撃。
デスブラザー「ぐあっ!!?」
デスブラザーはストレンジナックルを受けて、吹き飛び倒れる。
アシナガ「ストレンジナックルで決まった!!」
プルレス「つ、強い・・・!!」
マンボ「これが、テルとミルの本気・・・。」
ミル「どうかしら・・・?私たちの完全なパワー。」
デスブラザー「く・・・・っ!!き、効いたぞ・・・!!凄くなァ。」
デスブラザーが立つと、リュックからヘルシスターが出てきた。
ヘルシスター「どうやら、あたいの力も必要になっちまったな。」
プルレス「りゅ、リュックから怪鳥が・・・・!?」
アシナガ「か、カズーイのパクリか!??」
ボトルズ「これが、伝説の熊と鳥・・・・!!思い出しました。
伝説の熊と鳥。その鳥は、醜悪な怪鳥である事が・・・!
それが、このデスブラザーのリュックから現れた怪鳥と言うワケですね!!?」
ヘルシスター「ふっ。そうさ。あたいはヘルシスター。
デスブラザーの相棒だ。」
テル「そして、
これがバンジョーとカズーイの正体かあああぁぁぁぁぁ!!!!!」
テルは物凄いスピードでデスブラザーに迫る。
デスブラザー「ヘルシスター!!」 ヘルシスター「タマゴミサイル!!!」
ヘルシスターはタマゴミサイルを無数に連射する。だが。
テル「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
テルは右手から光の壁を出し、それで無数のタマゴを防ぐ。
そのままデスブラザーとヘルシスターに接近する。
ヘルシスター「あ、あたいのタマゴが全部、防がれていく・・・!?」
プルレス「テルさんの新しい技だ!!」
テル「おりゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
テルは左手を光らせ、その拳でデスブラザーを殴る。
デスブラザー「うわああぁぁぁっ!?」
デスブラザーは少しだけ効いたか、少しだけさがる。
ミル「はああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ミルはジャンプし、左手を振るい、
そこから三日月状の光のカッターを出す。
デスブラザー「ぐうううぅぅぅっ!!」
光のカッターを直接受けたデスブラザーは倒れそうになる。
マンボ「テルとミル。完全な力では、色々な技、出せるらしい。」
ヘルシスター「大丈夫か!?デスブラザー!!!」
デスブラザー「く・・・!ククク・・・!!ああ。大丈夫だ。
まさか、人間ごときがこんな隠れたパワーを持っていたとは、
知らなかったぜ。」
テル「ごたくは良い!!地獄に落ちろォ!!!」
テルは右手に光のエネルギーを溜め、それを光のボールにする。
そのボールを思い切り、デスブラザーに投げつける。だが、
デスブラザーがそのボールを両手で受け止める。
デスブラザー「ふん!!!ぬううぅぅぅぅ・・・・!!」
少しだけ押されるが、両手を左右に振るい、
そのボールを弾き飛ばす。
デスブラザー「どあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
テル「何っ!?くっ!!」 弾かれたボールはテルに向かう。
テルは急いで避けた。続いてミルが攻撃にかかる。
ミル「せえええええぇぇぇぇぇぇい!!!」
ミルは右手を包んだエネルギーを光のヤリを変える。そして、
デスブラザーに近づいて、そのヤリで打撃しようとする。だが。
ヘルシスター「ふん!!」 ヘルシスターが嘴でミルの光のヤリを突く。
ミル「・・・・・っ!?」
これにより、光のヤリはデスブラザーに届かず、
ヘルシスターに防がれる。
デスブラザー「この俺がいつまでも、
人間の攻撃を受けると思ったか!!」
デスブラザーがミルを蹴ろうとする。だが、ミルは急いで避けた。
ミル「くぅ・・・・っ!!」
デスブラザー「ほう。避けるスピードもあがったか・・・。だが、
いくら貴様らがパワーアップしても、もはや俺を倒す事はできん。
何故なら、俺とヘルシスターも本気になったんだからなァ・・・!」
テル「まだだ・・・・!!まだ勝負は決まっていない!!」
ミル「私たちには他の技がいっぱいある!!だから、
あんたたちを倒せる余裕はまだまだある!!!」
デスブラザー「ふん!強がりが・・・。その強がりがとてもうざい。」
ヘルシスター「悪い事は言わん。もう諦めろ。どうせ、
お前らではあたいとデスブラザーには勝てない。」
テル「ふざけるな・・・!!やってみなくちゃわからんだろ!!?
それに、俺たちは絶対にお前らを許さない・・・!
どんな事があっても!!
返してもらう・・・!俺たちの愛する者たちを・・・・!!」
デスブラザー「それはできん。一度死んだ者は生き返らないし。
殺した者を再生させる事はできない。
これはルールなのだよ。色んな意味で。」
ミル「だったら、そのルールも破るまで!!そして、
あんたたちをこの世から追放してあげるわ!!
自分が殺した者たちのようにね!!!」
テル「行くぞ!!ミル」
テルとミルはデスブラザーに近づく。
デスブラザー「やれやれ。無駄だと言うのに・・・。」
ヘルシスター「そろそろ本気で削除しなかればなァ・・・。」
バンジョーとカズーイは今でもカズサの家にいた。
カズーイ「傷は十分に癒えたと思うけど・・・。」
バンジョー「外にクラッシャーがいると聞くから、
うまく村から出られないな。
ボトルズたちと合流しなきゃならないのに・・・。」
カズーイ「それから、あの白熊共から頼まれたプレゼント探しも、
早く終わらせないといけないし・・・。どうすれば良いやら・・・。」
カズサの家はレンガでできているらしい。
雪に満ちた屋根には煙突がある。
レンゲでできた家はカズサの家の他にも多く建てられている。
そう。ここは、フローズンズン山の住人たちの村である。
この村ではこの山の住んでいる人間たちはもちろん、
白熊やペンギンなど少数はいる。
つづく
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