灰間「魔獣め・・・!博物館に潜んでやがったとは・・・・!!」
その時、博物館で働いている館員らしき男が出て、喋り出す。
博物館の館員「やはり・・・!ゲルカドンは生きていたのか・・・!!」
灰間「わっ!?あ、あんた・・・!いきなり出てきて、何を・・・。」
博物館の館員「あの魔獣は石像の竜と全く同じだ。やはり、
太古を君臨せり魔竜は実在していたのだ。太古の人類は、
その魔竜の脅威を知らせるために、石像を作ったのだ!」
ゲルカドン「グルルルルルルヂイイイイイィィィィィン」
ゲルカドンは別のビルを両足によるキック連続で破壊している。
その時、バルワンダーDXが飛んで来た。叶野と上川が乗っている。
叶野「発射!!」 上川「発射!!!」
バルワンダーDXはレーザーバルカンでゲルカドンを攻撃する。
ゲルカドン「グルルルルルルルルヂイイイィィィィン」
攻撃を受けたゲルカドンは空を高く飛び、さらなる攻撃を避けようとする。
叶野「逃がすな!!追撃しろ!!」
バルワンダーDXは電気ビームでゲルカドンをさらに攻撃。
そのビームを浴びるゲルカドンは怒り、バルワンダーDXを襲おうとする。
ゲルカドン「グルルルルルルヂイイイイイィィィィン」
ゲルカドンは口から火炎を放射する。バルワンダーDXはそれを避け、
レーザーバルカンを連射する。
ゲルカドンはそれを浴びながらDXに接近する。
上川「わわっ!!こっちに来るか!!」
ゲルカドンはバルワンダーDXに近づいた。だが、
バルワンダーDXは上の方へ移動してゲルカドンから離れる。
華麗な空中移動で魔獣から離れ、
さらにレーザーバルカンを連射する。
ゲルカドンは翼と共に4つの腕を振るい、
そこから物凄い突風を起こす。
バルワンダーDXもその突風を浴びてしまう。
上川「うわああぁぁぁっ!!?何だ!?ゆ、揺れているぞ!!」
叶野「機体と装甲が少しずつ損傷していく・・・・!!
これではシステムに負担がかかる!!突風をやめさせろ!!!」
バルワンダーDXは電気ビームを発射して、ゲルカドンを攻撃する。
顔を攻撃された魔獣は、その激痛により突風をやめた。
ゲルカドン「グルルルルルルルルルヂイイイイイィィィィィン」
ゲルカドンは降下し、また多くのビルを襲おうとした。
バルワンダーDXは火薬状のバルカンでその魔獣を攻撃する。
灰間「そうだ!!福崎を探さねーと!!」
灰間は福崎を探そうと走る。福崎は大勢の中にいないらしい。
博物館の館員「ああ・・・!悪夢が蘇る・・・・!!
時代は再び、魔竜に支配されるであろう。奴は、
とても強い。今の我々ではとても止められない・・・!」
徳丸「さっきから何をぶつぶつ言ってるんだろ?この人。」
森下「さァ?わかんない。」
野口「恐らく、この人が石像の怪物に一番詳しい人かもね。」
ゲルカドン「グルルルルルルヂイイイイィィィィィン」
ゲルカドンは4つの腕で建物を打撃し、壊した。続いて、
口からの火炎でアスファルトにある多くの車を燃やし、爆発させた。
ゲルカドンは空中移動しながら次々と街を破壊し続ける。
バルワンダーDXは火薬状のバルカンでゲルカドンを攻撃している。
灰間は福崎を探そうとアスファルトの上を走っている。
灰間「福崎いいいぃぃぃぃ!!!どこだあああぁぁぁぁ!!?」
灰間は必死に声をかけるが、出てこないそうだ。代わりに。
日下部「・・・っ!?灰間!!あんた!!何やってるのよ!?」
日下部が出てきた。しかも、隊員服を着て、バルガンを持っている。
灰間「・・・っ!?日下部!!お前!学校は・・・!?」
日下部「あの魔獣が出たと聞いて、抜けたわ!!
今こそやり返してあげるわ!!」
日下部はバルガンの銃弾でゲルカドンを攻撃する。だが、
ゲルカドンはそれを通用せず、ビルを破壊している。
日下部「あんたはクラスの皆と一緒に避難なさい!!」
灰間「そうしてェが、探さなきゃいけねー奴がいるんでね!!」
灰間はそう言って、走る。
日下部「あっ!!ちょっと・・・・!!」
一方、福崎はゲルカドンに破壊されたビルの中に隠れていた。
福崎「このビルは既に破壊されたから、まず襲われる事はない。
しばらく、ここに隠れておくか。灰間があの魔獣を倒すまでに・・・。」
福崎は学園の皆と離れ、一人だけこんなところに避難したのだ。
福崎にとって、あの皆の中にはいじめっ子が多くいる。
福崎はそのいじめっ子を恐れて、皆から逃げていったのだ。
福崎「大体、あのいじめっ子共。いかにも、
俺に魔獣を近づけさせようとしたもんな。そうすりゃ、
俺が魔獣に殺されるっつの・・・!
そういや、そんな事が過去にあったっけ・・・。
もうあんなのはやだ!!このままずっと隠れてやるぜ・・・!!」
福崎は怒りの表情と共に、隠れつづけた。一人寂しく。
バルワンダーDXは強力ミサイルを発射した。ゲルカドンは、
その攻撃を受けてひるむ。そして、バルワンダーDXの方に向かう。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィィン」
ゲルカドンは再び突風を起こし、バルワンダーDXを襲う。
バルワンダーDXはこれを避け、後方へと移動する。
ゲルカドン「グルルルルルルルルヂイイイイイイィィィィィィィン」
ゲルカドンはバルワンダーDXを追おうと飛び続ける。
その先には福崎の隠れているビルがあった。
廃墟に周りを走る灰間のペンダントが光る。
灰間「何っ!?福崎の居場所を突き止めただと!?
しかも、その場所に魔獣が近づいている!?こいつは大変だぜ!!」
灰間は福崎のいる建物へ向かおうと、全速力で走る。
そして、バルワンダーDXとゲルカドンは、
福崎が隠れているビルに近づいて来た。その時、
遠くから日下部が、
バルガンの銃口に付けたバルチャージャーを向けていた。
日下部「くらいなさい!!!」
日下部はバルチャージャーの銃口から、白いレーザーを発射。
攻撃を受けたゲルカドンの身体の一部が大爆発する。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィン」
だが、ゲルカドンにとっては少ししか痛みを感じない程度であった。
ビルの中で福崎が爆発の音を少しだけ聞いていた。
福崎「爆発・・・!もしかして、やったのか!?」
その時、ゲルカドンの鳴き声が少しだけ、このビルに響く。
ゲルカドンの声「グルルルルルルルヂイイイイイィィィィィィン」
福崎「怪獣の声だと!?ま、まさか・・・・!」
福崎は立ち上がり、ビルから出ようと走る。
ビルから出た福崎の前に巨大なゲルカドンが飛んでいた。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィィン」
福崎「ぎゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
福崎は巨大な魔獣が目の前で飛んでいる事で、凄い叫びで驚く。
その時、ゲルカドンが福崎の方を見る。そして、彼を襲おうとした。
福崎「ぎっ!!ぎいぃぃっ!!ぎっ!!ぎっ!!ぎいいいぃぃぃ!!!」
福崎は恐怖のあまり、腰を抜かし動けなくなってしまう。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィィィン」
福崎「い、いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ぎゃわいよおおぉぉぉぉぉ!!!ころちゃれりゅううううぅぅぅぅぅ!!!!
あっちいっじぇええぇぇぇぇぇ!!!たぢゅげてえええぇぇぇぇぇ!!!!!
ゆんやあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
福崎は手足を激しく動かし、泣き暴れた。その時。
灰間「福崎いいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」
そして、ペンダントが激しく光り、灰間がそのペンダントをとる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身し、ゲルカドンの尻尾を掴む。
それで、福崎を襲おうとするゲルカドンを止める。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィィン」
魔獣は尻尾を掴まれた事に驚き、後ろのティアーズに気づく。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!シュワッチ!!!」
ティアーズはゲルカドンを思い切り後ろの方へ投げ飛ばす。
ゲルカドン「グルルルルルルルルヂイイイイィィィィィン」
投げられる魔獣だが、何とか飛び落下は避けられる。
ウルトラマンティアーズ『福崎・・・!大丈夫か!?』
ティアーズは福崎の方を見る。だが、
福崎は口から泡を吹きながら気を失っていた。
ウルトラマンティアーズ『気絶しているだけか・・・・!』
そして、ティアーズは後ろのゲルカドンの方に向かう。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイイイィィィィィィン」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・!!」
ティアーズは走り、ジャンプキックでゲルカドンを遠くへ蹴り飛ばす。
ゲルカドン「グルルルルルルルルルヂイイイイィィィィィン」
ゲルカドンはさらに遠くのビルにぶつかり、そのビルが崩れる。
ウルトラマンティアーズ「トウッ!!!」
ティアーズは再びジャンプし、ゲルカドンに馬乗りになる。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!」
ティアーズはゲルカドンの顔を3発くらい殴る。
ゲルカドン「グルルルルルルヂイイイイィィィィィィン」
怒った魔獣は口から火炎を吐くが、ティアーズはジャンプで避ける。
ゲルカドンから離れた地に着地するティアーズ。そして、
ゲルカドンは再び空を飛び始めた。
このまま空中移動して、ティアーズに近づく。
ウルトラマンティアーズ「・・・・!・・・・・・!」
ゲルカドン「グルルルルルルルルルヂイイイイイィィィィィィン」
ティアーズは迫るゲルカドンの顔を両手で掴み、押し合う。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!・・・・・・・!!」
ティアーズはキックでゲルカドンの胴体を何回も打撃する。
ゲルカドン「グルルルルルルルルヂイイイイイィィィィィィン」
魔獣は顔を思い切り振るい、ティアーズは右の方へ投げ飛ばす。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!?」
ティアーズは投げ飛ばされ、少し離れたところへ落ちる。
その時、ゲルカドンは両足を地面につけて、着地した。
ゲルカドン「グルルルルルルルルヂイイイイィィィィィン」
魔獣は歩き始め、ティアーズに近づこうとした。
ウルトラマンティアーズ「シュワアアアァァァァ!!!」
ティアーズも走り、ゲルカドンに近づく。そして、
キックで魔獣の顔を攻撃する。だが、ゲルカドンは、
一つの腕でティアーズに打撃する。そして、もう一つの腕でまた打撃。
ゲルカドン「グルルルルルルルヂイイイイィィィィィィン」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・!?・・・・・!!」
つづく
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