漁師の男「おおおおぉぉぉぉい!!!君たちいいぃぃぃっ!!」
男の叫びに灰間たちは気づく。
灰間「ん?あんた、誰?」 野口「漁師の人ですか?」
そして、男は灰間たちの近くに走って来た。
漁師の男「君たち。これ以上、この海にいては危ないよ?」
灰間「いては危ない?どう言う事だよ??」
日下部「もしかして、
噂の海の悪魔が出たと言うワケですか?」
漁師の男「そうだ。昨日、どこかの海岸で、
釣り人が消失したんだ。釣竿を残りて・・・・!
海の悪魔に食べられたに違いない・・・っ!!」
野口「海の悪魔って、伝説の存在のハズでは・・・!?」
漁師の男「確かにそうだった。だが、
奴は実在したのだ・・・・!そうに違いない!!」
灰間「ちょっと待てよ!さっきから何だ!?
海の悪魔ってのは!!?」
野口「え?灰間君は知らないの・・・・!?」
灰間「・・・・初めて聞いたよ。」
漁師の男「海の悪魔・・・・。あれは、
江戸時代より深き海より現れし異形の怪魚である。
その怪魚は海を渡る者を全て喰いつくしてしまったと言われる。
だが、それは昔の話で今は現実に存在せぬ者とされた。」
日下部「その海の悪魔が・・・・現実に復活したのですね。」
漁師の男「そうだ。その悪魔が来たからには、
もはや人は近寄る事はできぬだろう・・・・!」
漁師の男の発言に灰間たちは暗そうに沈黙する。
野口「その噂が本当なら、もう駄目みたいね・・・・。」
徳丸「もっと泳ぎたかったなァ・・・。」 森下「残念・・・・。」
そして、灰間たちは海から離れて行った。
灰間「・・・・日下部。今の漁師の話、本当か?」
日下部「・・・一応、BARに連絡してみましょ。」
灰間と日下部が小さな声で会話した。
BAR基地の司令室では大神と叶野と上川がいた。
上川と叶野が大神の前に立ち、彼の話を聞いていた。
叶野「ええっ!?」 上川「海の悪魔ァ!?」
大神「そうじゃぃ。海の悪魔は江戸時代より存在した、
妖怪のようなもんじゃき。
海に来る者全てを食べたと言われる。」
叶野「その海の悪魔が・・・現実に現れたと!?」
大神「ふむ。日下部からの連絡でもそう言っとった。」
上川「・・・って事は、海を調査するのですね。」
大神「そうじゃ。そのための新メカ、バルウォーターを使うんど!
上川、叶野!バルウォーターに搭乗し、海
ん中を調べるんじゃ!!」
上川&叶野「了解!!!!」
二人はヘルメットを持って、司令室から出た。
基地内の格納庫で新たなメカがあった。それは、
中型の潜水艦に近いような形をしていた。
色は銀色で模様は青であった。
それが、BAR専用の潜水メカ、バルウォーターである。
バルウォーターを乗せた足場?がゆっくりと下へさがり、
水の中へ潜らせて行く。バルウォーターは水の中に。
叶野「バルウォーター!出る!!」 上川「出ます!!」
そして、バルウォーターは水中の通路を移動し始めた。
そのまま現場となる海の方へ急行した。
その頃、灰間たちがいない、別の海のある浜辺では、
多くの人が楽しんでいた。その時、そこの海から、
激しい水しぶきと共に巨大な何かが出てきた。
浜辺にいる人々はそれに気づき、一斉にそれを見る。
水しぶきから、あのゾンビのような顔をした物が現れる。
ゾンビの顔をした物「ギョオオオオオォォォォォ!!!!!」
つづく
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