大神「何じゃとォ・・・・!?」
灰間の発言に隊員たちは戸惑う。
日下部「それ、どう言う事なの・・・・!?」
灰間「まあ、俺の予測かも知れねェけど・・・。
魔族はまだこの地球を狙ってるだろ?」
上川「確かに、魔族は今でも暗躍してるかも知れないし・・・。
怪獣が現れているこの時期でも動き出しそうだ。」
灰間「いや。もう既に動いているよ。魔族は、
この地球の怪獣に興味を持って、
それを操っているに違いねェ。」
叶野「そうか・・・!魔族は魔獣では戦力が足りないから、
怪獣をも利用して戦力を強化しようってワケだな!」
大神「だとしたら、灰間の言い分は正しいのかも知れん。
じゃが、怪獣だろうと魔獣だろうと、
地球の平和を脅かす者は誰だろうと倒さなあかんけ!!
皆!!さっそく出撃じゃ!!!!」
隊員たち「了解!!!!!」
灰間「俺が地上から怪獣を操っている魔族を探します!!」
大神「わかった・・・・!頼むぞ!!」
街に近づいたマグラーが目の前のビルに突進して破壊する。
マグラー「グァガアアアアアァァァァァァァ」
怪獣の突進でビルが崩れ落ちていく。人々は怪獣の襲来で、
逃げ惑っていく。マグラーはそのまま街で大暴れする。
マグラー「グアガアアアアアアアァァァァァァァァ」
怪獣は顔を振り、それで隣のビルを壊し、
尻尾で複数の車を破壊する。
そこに、3機のバルワンダーが飛んでくる。
1号が日下部、2号が叶野、3号が上川である。
日下部「もし、灰間の言う事が本当だったら、
魔族はすぐそこで怪獣を操っているかも知れないわね。
それが嘘であろうとも、私たちで怪獣を倒さなきゃ!!」
3機のバルワンダーがレーザーバルカンでマグラーを攻撃する。
ちなみに、灰間はバルターボに乗り、この街を走っていた。
魔族を探すために。ここの魔族がいると予測しているからだ。
灰間「このペンダントの語った通り、怪獣は間違いなく、
魔族に操られているに違いねェ。だとしたら、
魔族の野郎は必ず、この街にいるかも知れねェ・・・・!」
バルワンダー1号がレーザーバルカンでマグラーの顔を攻撃する。
マグラー「グアガアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
怒ったマグラーがまたも2足形態で立ち上がる。
マグラー「グァガアアアアアアアアアアァァァァァァ」
マグラーは近くのビルを両手で叩き壊していく。
そこに2号が2問の大砲から火薬弾を連射する。
マグラー「グァガアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ」
マグラーは攻撃を受けて、ひるむ。さらに、
バルワンダー3号が赤い光線でマグラーの正面の身体を撃つ。
マグラーはダメージを受けて、
4足形態に戻って倒れそうになる。
マグラー「グァガアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァ」
日下部「大分弱ったわね・・・・!ん?」
その時、日下部は右下の方にある街中を見て、
何かに気づく。
その道路には一人の青年がいた。日下部はこれに驚く。
日下部「ひ、人がいる・・・・!?もしかして、逃げ遅れたの?
警備班からはもう全員避難したと聞いたけれど・・・・。あれ?」
その時、日下部は見てしまう。
その青年が右手を前に出しているところを。
まるで、怪獣に指示を出しているように。
日下部「あの男の手・・・。怪獣に向けているわね。まさか!?
あの男が魔族なのかしら・・・・!?」
そう。日下部が見た青年は、マ
グラーを操っている魔族であった。
バルターボで魔族を探し続ける、
灰間は通信機が鳴り出したため、
マイクで通信を開始する。日下部からの連絡だ。
灰間「こちら!灰間!!!」
日下部の声『魔族らしき者を発見したわ!!もしかして、
あんたの言ってる事は本当らしいわね・・・・っ!』
灰間「そうだな・・・!たった今、見つかったぜ・・・!!」
バルターボは既に、
マグラーを操っている魔族のところに近づいたのだ。
魔族の青年「マグラーよ!!もっと暴れろ!!
人間たちを倒せ!!!ぬっ?」
その時、
魔族の青年は左の方からバルターボが来た事に気づく。
そして、バルターボは青年の近くに停まり、
灰間が降りて来る。
灰間「やっと見つけたぜ。
てめーが怪獣を操ってるんだってな・・・!」
魔族の青年「ほほう。よくぞ気づいたな?」
灰間「何故、魔獣ではなく怪獣を操る・・・・!?」
魔族の青年「クククク・・・!
俺は宇宙中に存在する怪物に興味を、持ってね。
この地球の怪獣も力強く頼もしそうに思ったが、
予想違いだった。この怪獣はとても頼りなさそうだ。」
青年と灰間はマグラーの方を見る。
マグラーは3機のバルワンダーの、
レーザーバルカンに攻撃されて、倒れそうになりつつある。
魔族の青年「やはり、
怪獣は役に立たないようだ。魔獣の方が、
遥かに強いみたいだなァ・・・・。」
灰間「じゃあ、魔獣を使えば良いじゃねーか。」
魔族の青年「そうだな・・・。
では、あの怪獣を魔獣にしてあげよう。」
青年は不気味な笑みを浮かべて、マグラーの方を見る。
そして、青年の両目が赤く光ると、マ
グラーの両目も赤く光る。
灰間「てめェ!!何をする気だ!?」
青年「面白い事を見せてやろうと思ってね。」
両目が赤く輝くマグラーは急に元気になって2足形態で立ち上がった。
マグラー「グアァガアアアアアアアァァァァァァァァァァ」
上川「あいつ・・・!急に立ち上がったぞ!?」
叶野「どうせ倒せるんだ!!撃て!!!」
3機のバルワンダーはレーザーバルカンで攻撃する。だが。
マグラー「グァガアアアアアアァァァァァァァァァァァ」
効いていない。レーザーバルカンを浴びてもマグラーは、
痛みを感じずに、思い切り大暴れをしてビルを壊し続けていた。
灰間「あれだけ効いたバルカンが通用しなくなっただと・・・!?」
灰間はマグラーに攻撃が通用しなくなった事に驚く。
魔族の青年「私の魔力を怪獣に分けたのだよ。怪獣は、
魔獣の力を手に入れ、もはや地球人の科学による攻撃では、
倒せぬようなタフな身体を手に入れたのだ。もはや、
マグラーは魔獣も同然だよ!そのまま私は、
他の怪獣どもに魔獣の力を与え、この星を占領しよう!!
あっははははははははははははははは!!!!!!!!」
灰間「けっ!そうはさせっかよ!!!」
灰間はバルガンを取り出し、すぐに青年を撃つ。
魔族の青年「ぐぎゃっ!!!」
青年が倒れると、すぐに灰間はペンダントを空へと掲げる。
灰間「ティアーズ!!!!!」
灰間はウルトラマンティアーズに変身して、巨大化する。
日下部「あっ!!ウルトラマンティアーズ!!!」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
マグラー「グァガアアアアアアァァァァァァァァ」
つづく
[0回]
PR