携帯でBARの誰かと電話した灰間は、
何かを聞いて驚いた。野口がそれを気にする。
野口「どうしたの?灰間君・・・。」
灰間「いきなり魔獣が現れたってよ・・・!」
野口「魔獣が・・・・!?」 野口たちは魔獣と聞いて動揺する。
徳丸「まさか・・・灰間君。もしかして、
魔獣と戦うつもりなのかぃ・・・・!?」
灰間「そうだよ。」
森下「でも、翔ちゃんはミラクルマンだから、
きっと・・・生き残ってくれるよね?」
灰間「さァな。じゃ、急ぐんで・・・。」
灰間はそう言って、歩いて行った。
野口「・・・・気をつけてね・・・・・。」
野口は切なそうな表情で灰間を見送った。
こうして、灰間はBAR基地に入り、
司令室に来た。そこには既に全隊員がいる。
灰間「ただいま来ました。」
日下部「遅いじゃない!灰間!!
何時間かかってんの!?」
日下部は灰間に突然、怒鳴りだす。どうやら、
灰間は遅刻したらしい。
灰間「しょうがねーだろ?ずっと歩いて来たんだぜ?」
日下部「はいはいわかったから、早く着替えに行って!!」
灰間は隊員服を着てなく、学生服のままで来た。
灰間の隊員服は基地の控室にあったのだ。
上川「灰間君。今度から僕が基地へ連れていってあげるよ。」
灰間「・・・・ありがと。じゃ、さっそく着替えて来ます。」
大神「その前に皆。今回の作戦の説明を聞いとくれ。」
大神の言葉に隊員たちは一斉に彼の方を見る。
大神「防衛軍の調査部隊からの報告では、
今回現れた魔獣はポイントG57・4で、
鉱山を食べているようじゃけ。魔獣の狙いはわからんが、
念のために、倒した方が良え!さっそく出撃じゃ!!!」
隊員たち「了解!!!!」 こうして、BARは出動した。
そして、格納庫で3機のバルワンダーが動き出す。
1号機が灰間と日下部、2号が上川、3号が叶野が操縦。
基地から3機のバルワンダーが発進し、空を飛ぶ。
3機は魔獣の暴れる地へ飛び続ける。
日下部「ねェ。バルワンダーの操縦、覚えてるわよね?」
灰間「ああ。あんたが五月蠅いくらいに、
マニュアル教えてくれたからな。あんたの教えた通りが、
まだ頭に残ってる。少しは操縦できるかもな!」
日下部「・・・もう少し丁寧に言ってくれないかしら?」
日下部は灰間の言葉が気に入らないようだ。灰間は、
日下部からバルワンダーの操縦を教わり、
マスターしたそうだ。
叶野「む!?魔獣に接近した!!攻撃準備に入れ!!!」
3機のバルワンダーはついに、
魔獣と遭遇した。その魔獣は、
頭と背中、尻尾に無数の水色のトゲが生えていて、
手と足の指が3本あった。赤い目が4つあった。
青と黒を合わせた色の身体を持つ、この魔獣の名は、
ヂグドン。ヂグロンは何故か、鉱山の岩を掘っている。
ヂグロン「グオァッグオァアアアアアオァァァァァァ」
灰間「あいつ・・・!岩山を崩してやがる・・・!」
上川「何をする気かは知らないけど、
とりあえず攻撃だ!!」
3機のバルワンダーはレーザーバルカンを連射し、
ヂグロンの背中を攻撃。だが、何故か効いてない。
日下部「そんな!?バルワンダーの攻撃が・・・!」
つづく
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