少女「母さんと父さんはDGCの隊長さんと友達だったのは、
私達もこの前、知ってたわ。」
モモ「・・・・・ん?ところで、この子たちは・・・・?」
モモはチェリーとクリフの近くにいる子供たちを見る。
クリフ「ああ。紹介します。この子たちは私達の子供です。
女の子の方がマリー。男の子がアレルヤです。」
クリフとチェリーの子供であるマリーとアレルヤ。
マリーは小学4、5くらいの少女で白く長い髪をしている少女だ。
アレルヤは幼い少年で、黒い?髪があり、それで右目の部分が隠れている。
アレルヤ「よろしくね!!」 マリー「よろしくお願いします。」
チェリー「皆、私が生んだ赤ちゃんよ!今はもう立派な子供たちなの!!」
モモ「そう・・・。とりあえず、おめでとう!!」
コリス「今回は何故、あなたたちと隊長がここで・・・?」
モモ「うん。チェリーとクリフが数年前の今日で結婚したので、
その記念日として、パーティを開こうと私を誘ったの。」
コリス「そうだったのですか・・・。」
チェリー「せっかくの記念日だから、これくらいはいかなきゃね!」
アレルヤ「ママはね、ときどきこんな感じでいくんだよ。」
サキ「そ、そうなのね・・・・^^;」
チェリー「こら!!アレルヤ!!」
チェリーはサキにそう言ってるアレルヤに怒る。母が息子に注意して当然だろう。
アレルヤ「あぅ;・・・でもね、ママは本当は優しい人なんだよ。」
マリー「ええ。母さんと父さんはこれまで、私達に未来を教えてくれたんです。
特に結婚して赤ちゃんを生んで幸せになれと私に・・・。」
チェリー「女の子はね、好きな男の子と結ばれて、
赤ちゃんを生むの。それはまさに・・・愛の結晶と言うのよ!!
女の子にとって、それはまさに幸せと言う事よ!!」
サキ「そうですか。確かに、子供は二人の恋人が、
結ばれた印ですしね。(私も・・・いつか赤ちゃんを生めるのかしら・・・。)」
アレルヤ「僕にはね、いつかDGCに入って愛すべき人を守れって言われたの。
僕もDGCがだーい好きだから、大きくなったらそこに入るんだ。」
コリス「そうか。もし、入ったら一緒に頑張ろうね。」
アレルヤ「うん!!」 アレルヤが笑顔にそう言い、それを見たマリーも微笑む。
モモ「くす。チェリーとクリフの子供たち。なんか元気があって良いわね^^」
クリフ「ええ。この子たちが元気なのは全てチェリーからの譲りなんです。
この子が元気なのを見ているだけで、私達は幸せなんです。」
モモ「そう・・・。これからも、その子たちを幸せにしてやってね!!」
チェリー「当然よ!子供には大きな幸せと夢を与えなきゃ!!」
モモ「うん!!その使命、モモも手伝うから!!」
サキ「うふふ・・・。ところで、コリス君。そのカード。」
コリス「・・・・ん?ああ、これ・・・。」 コリスは手に持っているカードを見る。
そのカードはマジシャンガールが投げつけた物だ。
そのカードには悪魔のような絵柄と、JOKARと書かれていた。
コリス「・・・・ジョーカー・・・。」
サキ「何か・・・不吉な事が起こらなきゃ良いけど・・・。」
コリス「・・・・そうですね・・・・。(何故、マジシャンガールは、
僕にこのカードを・・・。彼女は何を企んでいるんだろう・・・。)」
チェリー「・・・・そうだ!二人とも、せっかくだから。
DGCの皆さんと遊んでらっしゃい!」
コリスとサキは子供たちと一緒に船内で遊んでいた。
モモはチェリーとクリフと共に、二人の個室にいた。
4人はゲームセンターに来ていた。コリスとアレルヤは、
ウルトラマンの格闘ゲームをやっていた。
アレルヤ「いけっ!!最強のレッドキング!!!」
コリス「なんの!!無敵のゴルザ!!!」
アレルヤはレッドキング、コリスはゴルザで対戦していた。
サキとマリーはまだ遊んでいない。
と、言うかまだ遊ぶゲームが決まってない。
サキ「何か・・・決まった?」
マリー「いえ・・・。あ。これにしましょ!!」
マリーはクレーンゲームに目をつけて、サキの腕を引っ張ってそこへ近づく。
サキ「あ!ちょ、ちょっと・・・・;(やはり、マリーちゃんも子供なのね・・・^^;)」
子供のマリーは大いにはしゃぎ、クレーンゲームのところへ来た。
サキ「じゃあ、私がお金を入れてあげるから、何が欲しいの。」
マリー「えと・・・。あっ!これです!萌香の人形です!!」
マリーはクレーンゲームにある萌香の人形に目をつける。他にも、
いろんなキャラの人形があり、
中にはアザラシになったスィールの人形が目立つ。
サキはお金を入れてさっそくゲームが始まろうとしている。
マリー「私がやります。自分で欲しい物は自分でとらないと。」
マリーはゲームをしている間に、サキは心の中で呟く。
サキ(自分の欲しい物は自分でとるか・・・。良い大人に育つわ。あの子・・・。)
そして、クレーンが萌香の人形を掴み、開口部のところへ落とした。
ついにマリーは萌香の人形をゲットできて、喜んだ。
マリー「やったァ!!サキさん、ついにやったですぅ~っ!!」
サキ「ええ。素晴らしいチェレンジ魂を見せてもらったわよ!」
サキは笑顔で拍手した。マリーは人形を持ながら、サキに近づく。
一方、アレルヤはコリスとの対戦で勝ったそうだ。
アレルヤ「やったああぁぁぁ!!勝ったあぁぁ~っ!!」
アレルヤは勝利して、はしゃいだ。子供は都合が良いと騒ぎやすいのだ。
コリス「いやぁ・・・。強いなァ・・・君・・・^^」
いや。コリスは実は、手加減をしていたのだ。
遊びでは、大人は常に子供に勝利を導いてやるべきだと、
コリスはそう思っているからだ。このように、
4人はしばらくゲームセンターで遊んでいた。
モモはチェリーとクリフの個室で、二人と会話していた。
モモ「あの二人の子供・・・。とても元気だったわよ。」
チェリー「それはもちろん、私達が幸せになったからよ。」
クリフ「幸せとは、他の人も元気にする事。幸せさえあれば、
皆は笑顔になれます。僕らは今、それを実現しているのです。
たとえ、辛い現実にあってとしても、互いを理解し合えば、
試練を乗り越えれば、再び幸せを得られる。」
モモ「そうねェ・・・。あのライバルの子は今、どうなっているか・・・。」
あのライバルの子とは、海モモ第48話において、
クリフに勝って、チェリーを奪おうとした少年の事です。
彼の名前は作者が忘れてしまったので、申し訳ない・・・--;
クリフ「彼なら・・・僕らの事を忘れて、
今は某コーポーレーションを勤めて、働いています。
この船を造ったのも、実はそのコーポレーションからの協力があってこそです。」
チェリー「彼なりに、幸せを求めているに違いないわ・・・。
それより、どんな事がおきようとも、私とクリフと子供たちの幸せは、
決して砕かれはしないわ!私達の夢は不滅よ!!」
モモ「うふふふふ。そうね・・・。そう祈るわ。これからのあなたたちをね。」
3人「あはははははははははははははは!!!」
3人は笑った。このように、3人は仲良く会話しているのだ。
コリスたちは遊び終えて、廊下を歩いていた。
アレルヤ「もっと遊びたかったけど、
そろそろママとパパのところへ戻らなきゃ!!」
コリス「くす。良い子だね。」 コリスはアレルヤの頭を撫でる。
サキ「コリス君。この子たち・・・凄く良い子ね。」
コリス「はい。これも、あの二人の優しさがあってこそでしょう。
将来が楽しみです。・・・・・っ!?」
その時、コリスは何かの気配を感じたか、立ち止まる。
サキ「・・・っ!どうしたの・・・?」
コリス「・・・・すみませんが、先にアレルヤ君とマリーちゃんを、
連れてくれませんか?僕はちょっと、行きたいところがあるから・・・。」
サキ「わかったわ。行きましょ。二人とも。」 マリー&アレルヤ「はい。」
コリスは3人を先に歩いて行かせた。コリスは別の通路を歩く。
コリス「(この中に・・・・奴等が・・・・!)っ!!」
その時、コリスは近くの右の通路から話し声が聞こえてきたので、
物陰に隠れながら、その通路のところをこっそり見る。
そこには、シャドーとゴダル。そして、マジシャンガールがいた。
つづく
[0回]
PR