アニシァ「あ・・・・あなたは!!確か、悪夢の国の・・・!」
シャドー「そう。人呼んで、プリンセス・シャドー。」
アニシァ「まさか・・・・あなたがデモスを・・・・!?」
シャドー「ご名答。私はねェ、あなたの美しさにムカついて来たのよ。
本来なら私が世界で一番美しいハズ・・・・。ところが、
私よりあんたの方が美しいなんて聞いたから、ムシャクチャして来たわ。
そこで、この怪獣を送り込んであんたを汚して、この世界にいられなくしようってワケ。」
デモス「ソノ通リ。ソシテ、俺様ノオ前ラ乙女ノ国ノ者タチヲ、
喰ッテシマウトイウ、楽シイ趣味ノタメニモナァ!!」
デモスがそう言うと、アニシァは恐怖心を増し、さがる。
アニシァ「そんな・・・・っ!!そんな事だけのために、
私の身体を汚したなんて・・・・・!!狂ってます!!!!」
デモス「オオ・・・!シャドー様。コノ雌豚ガ、動物ノクセニ何カ喋ッテマスゾ。」
シャドー「本当。動物は人間の言葉が話せないと言うのにねェ。
まあ、もう人間じゃないようにしてあげるけどねw」
デモス「ハイ・・・!コノ私ガ今一度ォ・・・・・!!!」
デモスは3本の触手でアニシァを嬲ろうとする。アニシァはこれを見て怖がる。
アニシァ「い・・・・嫌ぁ・・・・!!来ないでェ・・・・・!!!」
その時、複数の銃弾が複数の触手を撃った。デモスはそれを受けて、ひるむ。
デモス「・・・・・・・・!!?」 シャドー「何っ!!?」
アニシァとシャドーはデモスが撃たれた事に驚く。
アニシァ「っ!?」 アニシァは後ろの方を見る。
そこに、ウルトラシューターを持ったシュドーとコリスがいたのだ。
シュドー「はっはっはっはっはっは・・・・!!」
シャドーが某正義の味方のように笑い、コリスは真剣な表情であった。
シャドー「あんたたち・・・・DGC!!!」
コリス「シャドーさん!!また酷い事を・・・・っ!!!」
デモス「チィ・・・・!邪魔者ガ来タカ・・・・ッ!!セッカクノ餌ガ惜シクナルゥ・・・!」
シュドー「もしかして、てめェか!?アニシァちゃんを虐めた奴は・・・・っ!!」
デモス「ソウ・・・!俺様ガヤッタノダ。俺ハ女ヲ虐メル事ガ最大ノガ楽シクテネェ。」
シュドー「へぇ・・・!じゃあ、言っておくぞ。
俺はてめーのような可愛い女の子を虐める奴は断じて許さねェ!!」
コリス「冥界の怪獣!!どうして、アニシァちゃんを襲ったんだ!!!」
デモス「グフフフ・・・・!ソレハナァ。ソノ雌ガ、
乙女ノ国ノ者デアルカラダ・・・・ッ!!」
シュドー「乙女の国だと・・・・っ!!?」
シュドーはアニシァが夢の国の住人であると聞いて、アニシァの方を向く。
アニシァも切ない表情をして、シュドーを見つめていた。
デモス「我ラデモス族ハ、乙女ノ国ヲ襲撃シタ事ガアル。我ラハソレ以来、
ソコノ女タチヲ動物ノヨウニ家畜ニシタリ、餌ノヨウニ食ベタリト色々嬲ッタガ、
ソレヲ悉ク邪魔シタ者タチガイタ。ソレハ、マリンナーサノ軍団ダ!!!」
デモスはそう言った後、一本の触手でコリスに殴りかかる。
コリス「わっ!!」 コリスは急いでそれを避ける。
恐らくデモスは、コリスをマリンナーサの者と見て怒っているだろう。
コリス「くっ!!このォ!!」 コリスはデモスに対して射撃を開始。
デモス「・・・!?・・・・!!」 しかし、デモスには並みの銃撃には効かなかった。
デモスは触手で打撃するが、コリスはまたも避けて射撃でデモスに対抗する。
その間にシュドーとアニシァは会話を始めていた。
シュドー「・・・・アニシァちゃん。本当にこの世界の人じゃないのか・・・!?」
アニシァ「・・・・ごめんなさい。デモスの言ってる事は本当なの・・・。
私は夢の国の一つ、乙女の国から来た人間。何故、あなたを始め、
多くの人間が私に魅了したのか・・・。それは、乙女の国の住人一人一人が、
とてつもない美しさを持っていたからよ。乙女は世界で一番美しい女と、
言う意味でもあるの・・・。私は地上の人々が夢と希望を取り戻しているかどうか、
監視して来た・・・・ただの一人の下っぱです。」
シュドー「そうか・・・。どうりで俺も惚れていたワケだ・・・・。」
アニシァ「・・・・本当はこの世界の男たちは、私なんかに興味はなかったのよ。
もし、乙女の国の人ではなかったら・・・・。あなたは私を・・・・。」
シュドー「・・・・好きさ!」
アニシァ「え?」
シュドー「たとえ、君がどんな国の人であろうとも、俺は君が好きだ!!
君が可愛かろうかなかろうが関係ない。君のような素敵な娘を守る・・・・。
何故なら、俺は・・・・女が好きだからなっ!!!」
シュドーが笑顔でそう言うと、アニシァも嬉し涙で呟く。
アニシァ「・・・シュドー・・・・さん・・・・・!」
シュドー「さーて。女の敵は・・・・俺が倒さないとなァ!!!」
シュドーは急に怒りの表情となり、連続射撃でデモスを撃った。
デモス「・・・・!?・・・・・・!!!」
デモスは何故か痛がり、宙へあがった。
シュドー「この男・・・・!余計な真似を・・・・!!でやっ!!」
シャドーは怒って、手の平から黒い塊を出して攻撃して来た。
シュドー「危ねっ!!!」 アニシァ「きゃっ!!!」
シュドーはアニシァに抱きついて避けた。塊が地面にあたり、爆発した。
シャドー「デモス!!巨大化して、DGCもろともアニシァを始末しなさい!!!」
デモス「ハハアアァァァァァ・・・・・!!!!」
そして、デモスは街の上空に飛び、そこで赤い光とともに巨大化した。
デモス「グオオオォォォォォ・・・・・!!!!!」
巨大な姿になったデモスがゆっくりとコリスたちに近づく。
全ての触手をウネウネ動かして、周りのビルを多少壊しながら。
シュドー「巨大化した!?」
コリス「怪獣は僕が引き付けます!!シュドーさんはアニシァちゃんの保護を!!!」
シュドー「おう!!」 そして、コリスはデモスを倒そうと走った。
シャドー「コリスが去ったか。後はあんたたちだけよ!!!」
シャドーは黒い塊でシュドーを攻撃。シュドーはこれを慌てて避ける。
シュドー「おぅっ!!」 シャドー「はああぁぁぁぁっ!!!!」
シャドーは再び黒い塊を発射した。シュドーは射撃でその塊を撃った。
シュドー「野郎!!」 シュドーの銃弾により、塊がシュドーに届かず爆発した。
アニシァ「凄い・・・!まるで1発1中のガンプレイだわ!!!」
シャドー「遠距離が駄目なら、接近戦よ!!!」
シャドーはそう言いながら、ナイトメアブレードを出してシュドーに迫る。
シャドー「覚悟おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
シャドーは闇の剣でシュドーに斬りかかる。シュドーもシューターを構える。
アニシァ「危ない!!シュドーさん!!!」
アニシァの心配する声がシュドーの耳に入るが、シュドーは銃の構えに集中した。
シュドー「・・・・・・っ!!」 シャドー「死になさい!!!!」
そして、シャドーがシュドーに近づいてきた時。シュドーは銃の引き金を引いた。
ズギュン シュドーの銃弾がシャドーに迫る。速い銃弾が、
シャドーの剣を持つ右手に命中。シャドーはこれに驚き、闇の剣を弾き飛ばされてしまう。
シャドー「きゃあぁぁっ!!?」 シャドーは右手を痛がり、ひるんだ。
アニシァ「急所を狙わず・・・・武器だけを攻撃した!!?」
シャドー「・・・・・っ!!ひっ!!?」
その時、シュドーがシャドーの顔に銃を向けた。これで決着をつける気か。
シャドー(こ・・・・殺される・・・・・!?) シャドーは凄まじい恐怖を感じた。
ところが、シュドーは銃をおろした。どうやら、シャドーを殺さないつもりであった。
シャドー「っ!?あ、あんた・・・・。」 シャドーはシュドーの行動を理解できない。
シュドー「・・・・悪いけど、俺は女を殺すのはちょっと苦手でね。
それに・・・・あんたも結構、可愛いんじゃない?セクシーだしw」
シュドーはそう言いながら、シャドーの頬に一瞬触れた。
シャドー「く・・・・っ!覚えてなさい!!」 シャドーは赤くなって、
背中から翼を生やして、空を飛び去った。シャドーは撤退したのだ。
アニシァ(悪夢のプリンセスを殺さないとは・・・。
やはり、シュドーさんは女性に優しいのね・・・・・。)
アニシァは女性に手を出さないシュドーの優しさに感動した。
その頃、デモスはコリスを追いながら、街中で暴れていた。
デモス「待テエェェェェ!!!マリンナーサノ王子メェ・・・!!!!」
デモスは触手を振り回して、コリスを迫る。ところが、コリスに命中できず、
代わって周りのビルや民家などが叩き壊されしまっていた。
コリスは逃げながら、デモスを撃ち続けた。しかし、怪獣には効かない。
コリス「くそっ!!なんとか人気のないところへ誘導しなきゃ!!む!?」
コリスは上空から二機のスカイラッシュが飛んで来た。
一号機がテブリッシュ、二号機はイチゴ。二機はデモスの攻撃に向かう。
テブリッシュ「これ以上、被害を増やしてはいけない!!攻撃開始!!!」
イチゴ「了解!!!怪獣を攻撃します!!!」
スカイラッシュ二機はレーザーバルカンでデモスに迫る。バルカンが、
アスファルトを進むように命中し、その次すぐにデモスに命中した。
デモス「・・・・・・!」 複数のレーザーを受けたデモスは浮かび上がる。
そして、ビルの屋上に巨体を置く。
二機のスカイラッシュが引き続きレーザーバルカンを連射。
またも攻撃を受けたデモスは怒って触手で、二機のスカイラッシュを叩こうとする。
イチゴ「危ない!!!」 二機のスカイラッシュはそれぞれ敵の打撃を避ける。
テブリッシュ「お返しだ!!」 二機のスカイラッシュはレーザーバルカンを撃ち続ける。
デモスは攻撃を受けるが、このビルから離れず。スカイラッシュ二機がデモスを、
通り越すと、怪獣がすぐに二機のスカイラッシュに向き、攻撃を仕掛ける。
デモス「・・・・・・!!・・・・・・!!!」
デモスは口から溶解泡を吐き出した。
二機には届かなかったが、ビルが溶解泡にかかり、
そのビルが泡のごとくドロドロに溶けてしまう。デモスの溶解泡は恐ろしい殺人兵器である。
アニシァやシュドーも来て、シュドーが連射でデモスを攻撃。しかし、ダメージは今一つ。
スカイラッシュ二機はまたもレーザーバルカン連射をする。
デモス「・・・・・!?」 デモスはこれ以上、受けはしまいとビルから飛び出た。
そのビルがレーザーバルカンを受けて、爆破されてしまった。
デモスは空中を浮かびながら、両目から二つのビームを発射した。
イチゴのスカイラッシュ2が怪獣のそのビームを受けて、爆破してしまう。
イチゴ「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!??」
テブリッシュ「イチゴ!!!!」 シュドー「や、やべーぞ・・・・!!」
コリス「ショワッチ!!!!!!」 そして、コリスがウルトラマンクリスタルに変身。
ウルトラマンクリスタル「ショワッ!!!」 クリスタルはさっそく墜落する、
スカイラッシュ2を助けて、地面に置いた。壊れてはいたが墜落はしていない。
イチゴ「ありがとう・・・・。クリスタル・・・・!」
ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ。」 クリスタルはイチゴの感謝に応えるように頷く。
その時、一つのビルが突然、下から崩れていく。そのビルの下に、
デモスがいるからだ。デモスはそこから溶解泡を出して、ビルの一部を、
徐々に溶かして崩壊させようとした。
デモスの顔は泡まみれだが、自身だけは溶かされない。
しかし、その怪獣の破壊をクリスタルが許さない。クリスタルは崩れるビルを掴んだ。
ウルトラマンクリスタル「・・・・はっ!!くう・・・・っ!!」
クリスタルはそのビルを持ち上げ、他のところへ置いた。
デモス「・・・・・!・・・・・・!!」 デモスは一本の触手でクリスタルを打撃する。
ウルトラマンクリスタル「うわっ!?」 クリスタルは敵の打撃を受けて、倒れる。
デモスは浮かび上がり、クリスタルを倒そうと迫る。
ウルトラマンクリスタル「・・・・・っ!!とあ!!でえぇぇぇい!!!」
クリスタルはデモスの身体を掴み、その下部にハイキックを打ち込む。
デモス「・・・・・!??・・・・・!!」
デモスはひるみ、クリスタルから離れる。だが、敵はこんな事で負けはしない。
デモスは複数の触手を伸ばして、クリスタルの身体を巻きつく。
ウルトラマンクリスタル「うお!?シェア!!ふあ!!とう!!」
胴体や首などを巻かれれるが、
クリスタルは耐え抜いて、チョップを何回か打ちデモスを攻撃。
デモス「・・・・!!・・・!」 デモスはクリスタルを引っ張ろうとする。
ウルトラマンクリスタル「くっ!!でや!!だぁぁ・・・!!!」
クリスタルも負けずに、敵の思うようにさせまいとさがっていく。
その時、デモスは一本の触手でクリスタルの胴体を叩く。
ウルトラマンクリスタル「ぐあ!!あぅ!!」
そして、次の触手も同じ部分を叩き、クリスタルはピンチになる。
ウルトラマンクリスタル「く・・・っ!!クリスタルレーザー!!!!」
クリスタルは近距離からのクリスタルレーザーでデモスを攻撃した。
デモス「・・・・・・!???」 デモスは強烈なダメージでクリスタルから離れる。
ウルトラマンクリスタル「・・・・っ!シュワッチ!!!!」
クリスタルは自由になり、ファイティングポーズをとる。
デモス「・・・・・・!!!・・・・・・・!!」
デモスは再び口から溶解泡を吐き出し、クリスタルを襲う。
ウルトラマンクリスタル「ふっ!!はぁ!!」 クリスタルは素早いバック転でそれを避ける。
そして、クリスタルはジャンプして、空中からデモスに迫る。
ウルトラマンクリスタル「はああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
クリスタルはジャンプキックでデモスに大ダメージを与える。
デモス「・・・・・・!!・・・・!!!」 デモスはあまりの痛みに落ちそうになる。
ウルトラマンクリスタル「ショワ・・・ッ!!むっ!?」
その時、クリスタルは恐るべし気配を感じた。それは、
自身の近くにゴダルがいた。まだ変身はしていないが・・・。
ウルトラマンクリスタル「ゴダル!!!?」
ゴダル「ふん・・・。暗黒装着!!!」
ゴダルは暗黒装着で黒い鎧を着て、巨大化した。
ゴダル「・・・・・!」
つづく
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