アニシァ「・・・えっと・・・えっと・・・・。あ!ここが乗りたいわ。」
アニシァはメリーゴーランドに向けて指をさした。
シュドー「メリーゴーランドか・・・・。よし!乗るか!!」
アニシァ「うん!」 コリス「はい!」
3人はまず、メリーゴーランドへと乗った。確かに、
メリーゴーランドは女の子にも人気はありそうだ。
3人は今、メリーゴーランドを楽しんでいる。
シュドーとアニシァが一緒に白馬に乗り、コリスは一人で違う馬に乗って楽しんだ。
シュドー(こうしていると、なんか俺が王子で、
アニシァちゃんがお姫様って感じがするなァ~wwwww)
シュドーはデレデレした顔でこう妄想した。
まるで自分が某おとぎ話に出てきた王子の姿をして、
アニシァは可愛らしい衣装のお姫様であった。
シュドーはアニシァをお姫様抱っこをし、アニシァが可愛らしい笑顔をした。
・・・・その妄想をしているシュドーにアニシァが話しかける。
アニシァ「・・・・あの。どうしたの?」
シュドー「・・・ん!?い・・・いや^^;なんでもない・・・・。」
シュドーはそう聞いて我に返り、焦って誤魔化す。
アニシァ「・・・・それにしても、これ・・・。凄く楽しいわね・・・・。」
シュドー「・・・・ああ!!」 アニシァは微笑んで、シュドーも笑顔になる。
こうして、メリーゴーランドでの遊びは終わり、アニシァは次のアトラクションを選ぶ。
アニシァ「次はあれは乗りたい。」 アニシァはジェットコースターへと指をさす。
シュドー「これはちょっと怖いぞォ~!!」
3人は次に、ジェットコースターに乗った。
多くの人々を乗せたジェットコースターが物凄い速さで走る。
シュドー「ふぉおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
コリス「わあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
アニシァ「きゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
シュドーはあまりの怖さを表すように、コリスは物凄い感覚に、
アニシァは楽しんでいるような雰囲気でそれぞれ声を出していた。
シュドー「おおぉぉ~。楽しかったか?アニシァちゃん・・・。」
アニシァ「ええ!楽しかった!!」
コリス(こ・・・これがジェットコースター・・・。凄い乗り物だな・・・・。)
ジェットコースターを乗り終えた3人。シュドーとコリスは、
グルグル目が回り、アニシァは凄く楽しかったか、凄く明るい顔であった。
アニシァ「ねえねえ!次はあれに乗りましょ!」
アニシァは段々と明るくなり、観覧車へと指をさす。
シュドー「お!いいねェ。」 3人は観覧車へと乗った。
一つのゴンドラに乗った3人。そのゴンドラは徐々に高所へとあがっていく。
そして、アニシァはそこへあがるゴンドラから眺望を楽しんでいた。
アニシァ「あはははは。あははははははは。」
コリス「・・・・アニシァさん。なんだか明るくなりましたね。」
シュドー「・・・・楽しそうに思えば誰だってそうさ・・・・。」
コリス「くす。そうですね・・・・。」 シュドーやコリスも微笑んでいた。
3人はとにかく笑顔であった。そして、3人は次々とアトラクションを楽しむ。
コーヒーカップ、レーシングカー、お化け屋敷、回転ブランコ、
カート、果てはアニメキャラのショーを見て楽しんでいた。
様々なアトラクションを楽しんだか疲れて、食事をとる事にした。
多くの人たちがそれぞれ白いテーブルで食事をとり、コリスたちも、
ある白いテーブルでハンバーガーやポテト、コーラなどで食事していた。
シュドー「いやぁ~。楽しいなァ。デートとは・・・・。」
シュドーはそう言いながら、ハンバーガーを食べている。
コリス「ですね。どうだぃ?アニシァちゃん。今はどんな感じ?」
コリスがそう質問してポテトを食べると、コーラを飲んだアニシァが答える。
アニシァ「なんだか・・・・とっても2人がいてくれて、とっても楽しい気分だわ。」
コリス「そうか・・・・。良かった・・・・・。」
アニシァ「・・・・そうだ!シュドーさん。」
シュドー「ん?何だ?」 シュドーはコーラを飲みながら、そう聞いた。
アニシァ「そう言えば、大学でアメフト部に入っていると言ったわよね・・・?」
シュドー「ああ。それがどうした?」
アニシァ「それが、あなたの夢なら・・・。今からそこに行きたい・・・・。」
アニシァがドキドキしそうな笑顔でそう言うと、シュドーはキュンとした表情をする。
シュドー「お、おお!!行こう行こう!!コリス!次は俺の大学へ行くぞ!!」
シュドーは立ち上がってそう叫び、コリスは少し慌てて返事した。
コリス「あ。はい。」 こうして、3人は遊園地を後にした。
コリスが運転せり、ロードラッシュはシュドーの通うNASA大学へと向かった。
そして、ロードは大学の駐車場に止まり、3人はロードから降りた。
シュドー「あれが俺が通っている大学さ。」 シュドーはアニシァに大学の校舎を見せる。
アニシァ「これが・・・・。(これが人間界の大学・・・・。)」
コリス「第13話以来だ。シュドーさんの大学は・・・・。」
そう。シュドーの大学は、第13話でも存在していたのだ。
その時は凶悪な地底怪獣・キングボックルに襲われそうになったが、
DGCとウルトラマンクリスタルの奮闘によって、大学は現在に至る。
シュドー「ついて来てくれ。アメフト部へ案内する。」
シュドーはコリスやアニシァを連れて、アメフト部へ行った。
ここが、シュドーが部活しているアメフト部である。
施設は第13話の時と同じである。
シュドー「ここがアメフト部だ。」 コリス「懐かしいなァ。」
アニシァ「ねえ、シュドーさん。そもそも、アメフトって何をするの?」
シュドー「え?アニシァちゃん、アメフトを知らないのか?」
アニシァ「・・・・・はい。ごめんなさい・・・・。」
アニシァは夢の国の人だから人間界のアメフトを知らないのだ。
シュドー「謝らなくてもいいぜ。知らないなら、すぐに見せてやるよ。アメフトをな!」
シュドーがウィンクしてそう言う。そして、場面はアメフト練習場へ。
シュドーは自分が集めたアメフト部員たちによる練習試合をコリスやアニシァに見せる。
シュドー「HAT!!!」 そして、試合が始まり、バックたちが激しくぶつかり合う。
シュドーは走るレシーバーたちの様子を見て、ボールを投げるチャンスを待つ。
アニシァ「シュドーさん!頑張ってェ!!」
シュドー「おっしゃぁ!!勇気が沸いて来たぞォ~!!うぉりゃああぁぁぁぁぁ!!!」
シュドーはアニシァの応援を受けて、ボールを思い切り投げる。
そのボールはキャッチしたのは、レシーバーのマイケルである。
女性の応援を受けて喜びを込み上げたシュドーのパスにより、一気に半分のヤードへ進んだ。
コリス「凄い!!女好きのシュドーさんが女性の応援でパワーアップした!!!」
シュドー「おーし!!次行くぞ!!HAT!!!!」
そして、次の攻撃が始まる。シュドーがボールを勢い良く投げる。
シュドー「やああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
そして、遠くに投げたボールをまたしてもマイケルがキャッチし、
そのままエンドゾーンへと走る。そして、マイケルは走り続けて、そこへ入った。
コリス「やったあぁぁっ!!タッチダウン!!シュドーさんの勝ちだ!!!」
アニシァ「これがアメフト・・・!凄いわ、シュドーさん!!」
シュドー「へへへへ・・・!にっ!!」 シュドーは喜ぶアニシァに向かってピースする。
シュドーの勝利により試合が終った練習場でメンバーたちがそれぞれ特訓。
シュドーはスポーツドリンクを飲みながら、アニシァやコリスのところにいた。
シュドー「どうだぃ?今のがアメフトってもんさ。」
アニシァ「・・・・それが、あなたの夢?」
シュドー「そうさ。俺は小さい頃、某雑誌でアメフト漫画を読んでな。
それが面白くて読み続けると、無性にアメフトがやりたいようになったんだ。
それで、学校でアメフトをやろうと思ったけど、部はなかった。
高校生になって、やっとアメフト部が見つかり、参加はできたけど。
大会では全て一回戦負け。それでアメフト選手になれなかった。」
アニシァ「そう・・・・。」 それを聞いたアニシァは暗い顔になる。
シュドー「俺は高校を卒業し、この大学へ進学した。それで、
アメフト部で練習に励むが、投げる事意外では、
うまくいかない・・・。諦めようとしたその時、
DGCのモモ隊長がスカウトして来たんだ。
どうやらモモ隊長は俺の正確な投げのうまさを戦いで生かさないかと聞いて来たんだ。」
シュドーの脳裏には、昔の夜の街を歩く若いシュドーの姿が。
その時のシュドーの前にモモが来た。
シュドー「何も知らない俺はないよりはマシだと思って入ってみた。
初めての任務で等身大宇宙人との戦いで俺は慌てて射撃すると、
敵はあっと言う間に死んだ。どうやらアメフトでの正確な投げのうまさが、
射撃の狙いを強めてくれた。それで俺はDGCの射撃のエースになっていた。
・・・・・けど、気づけば俺は、アメフトを本当に諦めそうになっていたらしい・・・。」
アニシァ「・・・・・・っ。」 語り続けたシュドーは切ない表情をした。
アニシァも同じ表情をする。だが・・・・・。
コリス「でも、シュドーさんはさっき、アメフトをしたじゃないですか。
まだ・・・・諦めてはいないじゃないですか!あなたはまだ、夢を持っているハズです。」
シュドー「・・・・・ああ。そうだな。俺はDGCや大学。二つの業で、
頑張らなきゃならない。俺はこれまでDGCとして俺の分までの頑張ってくれる奴らや、
他の人たちの夢を守っていった。でも、俺の夢は・・・・・。」
シュドーの夢は叶わぬ夢だろうか・・・・。その時、アニシァが、
シュドーの右手を両手で取る。そして、シュドーの顔に近づけて、こう囁く。
アニシァ「・・・・諦めないで・・・・!」 シュドー「っ!!?」
シュドーは顔を赤く染め、アニシァはまだ発言を続ける。
アニシァ「・・・たとえ、叶わなくても夢を捨てないで・・・・。
私、あなたの夢を応援する。だから、アメフトをやめないで・・・・・!」
シュドー「アニシァちゃん・・・・。」 シュドーはそれを聞いて微笑む。
コリス「・・・・・・。むっ!?」 コリスもそれを見て、微笑む。
が、何かの気配を感じ真剣なする。そして、アニシァも・・・・。
アニシァ「っ!?あ・・・・ああ・・・・!!」 シュドー「ア、アニシァちゃん!?」
アニシァは凄まじい恐怖を感じ、シュドーからさがる。
シュドー「ど、どうしたんだよ!一体・・・・!!」
アニシァ「あ・・・・悪夢・・・!!」
シュドー「悪夢・・・!?あっ!!」 シュドーはそう聞いて、後ろを向く。
そこに施設の屋上から二つの触手がうねうねと出ていた。
そう。この触手を操る怪獣・デモスが再びアニシァを襲いに来たのだ。
恐らく、アニシァの言う悪夢とは、デモスの事だっただろう・・・・。
コリス「こいつが・・・・アニシァちゃんを・・・・!!」
コリスもうねうね動く触手に気づく。しかし、他の部員たちは気づいていない。
アニシァ「い、いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
アニシァはあまりの恐怖に逃げ出し、アメフト部から出た。
シュドー「お、おい!!アニシァちゃん!!」 コリス「アニシァちゃん・・・!!」
シュドーやコリスもアニシァを追おうと、アメフト部から出る。
デモスから逃れようと大学から出たアニシァは、街の公園へと走っていった。
アニシァ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!うっ!?」
その時、アニシァは目の前に何かがいると見て、足を止める。
その何かとはデモス。デモスがアニシァを追い詰めてしまったのだ。
デモス「グフフフ・・・・!!見ツケタゾ。乙女ノ国ノ女ヨ・・・・!!」
アニシァ「あ・・・悪夢・・・・!!かつて、乙女の国の仲間たちを、
辱め、使い捨てとしてその命を奪っていった恐るべし冥界からの悪夢・・・!!」
謎の声「その通りよ!!アニシァ!!!」
アニシァ「っ!?」 アニシァは謎の声に気づく。その声の主はシャドーだった。
シャドーは空から舞い降り、デモスの隣に立った。
つづく
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