ウルトラマンクリスタル 第39話・少女が感じた悪夢
触手魔・デモス
冥界仮面・ゴダル
登場
その日。コリスとシュドーがロードラッシュでパトロールをしていた。
シュドーが運転を担当している。ロードは街中のアスファルトを走っている。
コリス「今日は異常がありませんでしたね。」
シュドー「ああ。さっさと本部へ帰るとするかね。」
ロードはパトロールを終えたか、DGC基地へと急行していた。その時。
シュドー「・・・・・ん?」 その時、シュドーは一人の少女を見かける。
キキイイィィィッ その時、シュドーはブレーキを踏んで、ロードを止めた。
コリス「わわっ!!?ど、どうしたんですか・・・・?シュドーさん。」
シュドー「・・・・ちょっと、待ってろ。」
その時、シュドーはロードから降りた。見かけた少女へと近づく。
少女は水色の髪をして、白いワンピースを着ていた。
シュドー「ちょっと待って。君・・・なって言うの?」
シュドーの呼びかけに少女は反応し、彼の方を向く。
少女「・・・・っ?」 シュドー「君は・・・・名前、なんて言うんだい?」
シュドーと少女のやるとり?をコリスは見て、こう思った。
コリス(シュドーさん・・・・。ナンパですか・・・・・;
まあ、しょうがないか。女好きだし・・・・。)
そして、コリスもロードから降りて、シュドーと少女のところへ向かう。
少女「・・・・・アニシァ。」
シュドー「アニシァか。いい名だ・・・・。」
少女「・・・何故、私に近づいたの?」
シュドー「いや。君を見ていると、なんか凄く可愛いなァ・・・と思ってね。」
アニシァ「・・・・それだけ・・・・??」
シュドー「え・・・?あ、ああ・・・・;それだけ・・・・かも^^」
コリス「・・・・・;」 既に二人の隣に来たコリスはそれを聞いて、呆れる。
少女「・・・・・それだけなら、いいわ。あなた以外、誰だって、
そう言って私に近づいたわ。私は・・・・何もしてないのに・・・・。」
コリス「・・・・っ!(待てよ・・・。この娘、不思議な何かを感じる・・・・。)」
シュドー「そ、そうか・・・。じゃあ、俺たちはもう帰るから。行くぞ、コリス。」
コリス「は、はい・・・・。」 そして、二人はロードに乗って、本部へと急行した。
こうして、2人はDGC基地の司令室へと戻った。
サキ「ええっ!?凄く可愛い女の子!?」
シュドー「そうそう!それはもう、アイドルやアニメ女子(キャラ)を超えた、
絶景の超美少女なんだよ!!!スタイルも良い感じだし、顔がキュートだしw」
テブリッシュ「・・・で、その超美少女をナンパしたのではなかろうな?」
シュドー「・・・したっぽいけど、何か他の奴等にもナンパされたって・・・・。
つまり、あの娘はモテモテかも知れねェぞ?メチャモテ子かしら?w」
イチゴ「男たちにモテる女子なら他にもいるんじゃない?」
シュドー「いや。あの娘は特別だぞ。何せ、あの娘はムチャクチャ可愛いしw」
コリス(・・・・確かに、あの娘は特別だった・・・。アニシァ。
その名を持つ少女は一体、誰なんだろう・・・?)
シュドー「名前はアニシァと言って。おとなしそうに見えるけど、そこがいいんだよなァw
ただ、笑顔も見てみたかったなぁ。無愛想に見える事もあるんだよな。」
サキ「それで、そのアニシァちゃんって人はどんな事をしているの?」
シュドー「・・・・そこまではまだ知らない。まあ、また会ったら聞いてやるよ。」
コリス「その時は、僕も一緒に連れていってくれませんか?」
コリスの言葉に、隊員たちは一斉に彼の方を向く。
サキ「コリス君・・・・。」 テブリッシュ「シュドーと一緒に行動しようって言うのか?」
シュドー「さてはさては!コリスもアニシァちゃんに惚れたってか?え?」
シュドーはニヤニヤしながらそう聞き、コリスは赤くなりながら、こう応える。
コリス「あ・・・・!い、いえ・・・ただ・・・・・。」 サキ「ぷうぅぅ~っ!」
サキは何かヤキモチを焼くように頬を膨らませた。
シュドー「じゃあ、明日も一緒にパトロールな。良いでしょ?隊長。」
モモ「そうねェ。もし、関係のない人には気楽に話しかけてはいけない気がするけど、
今日は特別よ。確かに、あの娘は特別だからね・・・・。」
シュドー「よっしゃあぁぁっ!!良かったな、コリス!!」 コリス「は、はい・・・・^^;」
そして、モモはコリスに近づき、彼の耳に顔を近づけ、小さな声でこう呟いた。
モモ(アニシァちゃんは普通ではないわ。もしもの事があったら、一緒にいて。)
コリス「っ!!!??」 コリスは彼女の言葉を聞いて驚く。
そして、モモはすぐにコリスから離れた。アニシァは普通ではない。
それは一体、どう言う事だろうか・・・・?
コリスはその夜、ハリーの家に帰った。2人は居間で食事をしていた。
今日のメニューはハンバーグとシチューである。2人は美味しく食べていた。
その間にハリーがこう言った。
ハリー「・・・ところで、コリス。この国にすっげー可愛い美少女が、
いるって噂を聞いたか?」
コリス「すっげー可愛い美少女?まさか・・・・アニシァちゃんですか!!?」
ハリー「そうそう!!そのアニシァちゃんは、どんな美女よりも、
とてつもねェ程の可愛らしさを誇ってよ。それで、俺を始め、
いかなる男子がアニシァちゃんに近寄ったんだぜ。そいつらは皆、
アニシァちゃんの可愛さに惚れちまったんだ。俺もそうだったけどなァw」
コリス「僕もアニシァちゃんに会いました。」
ハリー「おお!お前も会ったのか。それで、可愛かっただろ?アニシァちゃん。」
コリス「え・・・ええ・・・・・////そうですけど・・・・・。」
ハリー「はあ・・・。もう一度、アニシァちゃんに会いたいなァ。」
コリス「・・・・・っ。」 コリスはアニシァの事を考えていた。
アニシァと言う少女はモモ曰く普通ではない。アニシァは一体誰なんだ・・・。
一方、悪夢のプリンセス・シャドーと冥界の王子・ゴダルとが拠点として構えている、
ナイトメア・ナーサの王宮では・・・・。
つづく
[0回]
PR