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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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通信隊員「第79地区の1丁目に触手の怪物が出現しました!!」

それを聞いた隊員たちはそれぞれ驚いたり動揺していた。

青井「ついにこの時が来たわね・・・・・っ!!」

春日「今度は高町、月野、青井、野沢、清水の5名で出撃よ!!!」

光次郎たち「了解!!!!!」  春日の命令を聞いた光次郎たち5人は立ち上がり、

テーブルにおいてあったヘルメットを取って、それを被りながら部屋から出た。

清水「わかってると思うけど、あの触手の怪物はモンスロイドよ!!」

野沢「暴れだす前に一気に仕留めましょ!!!」

桜と青井「はいっ!!!!」   光次郎「・・・・・・・・・・っ!!!」

その時、光次郎は考え込んでいた。あの黒ずくめの少年の姿が脳裏に浮かんでいるのだ。

あの少年は光次郎にとって何か知っているような気がするのであった。

光次郎(あの少年・・・・・。一体、誰だったんだ?何処か見た事ある気がする・・・・・。)

桜「どうしたの?光次郎君・・・・・。」  桜は落ち込みそうな表情で光次郎を心配する。

光次郎「ん?いや・・・・。なんでもないさ。それより!早く急ごう!!」

桜「うん!!」  光次郎は桜を心配させまいと笑い、それを見た桜は微笑む。


こうして、アクターシックスで現場たる夜の町に到着し、5人はアクターから降りる。

野沢「この辺りに触手がウネウネ動いていると聞いているわ。」

清水「くれぐれも気をつけて。敵はどこから来るかわからない。集団行動で行くわよ。

なお、第10分隊もこの地区の怪物の討伐に協力してくれるわ。それでは、開始!!!」

隊員たち「了解!!!!」  こうして、5人は一緒に行動しようと歩き始めた。

5人はそれぞれ辺りを見て、たまに銃を構えて警戒しながらも触手の怪物を探しているが、

気配すらなく、なかなか見つからない。

清水「・・・・・・ちっとも気配がないわね。」

青井「しかし、こうしている間でも罪のない人たちが苦しんでいます。徹底捜索をしましょう。」

野沢「うん。早く探さなきゃね!!」


一方、別のところでは一人の女子高生が歩いていた。

しかし、その一人の少女を遠くからひっそりと見る少年がいた。中嶋であった。

中嶋「クククククク・・・・・!!また美味しそうな雌豚が見つかった・・・・・。

行け!バイオレンステンタクル。あの雌豚を虐めてしまえ・・・・・っ!!」

中嶋の後ろに暗い部分から鋭い赤い目が光った。これはバイオレンスの目だ。

さらに、そこには何故か全裸で倒れている女性たちが多くいた。

この女性たちは恐らく、前にこのバイオレンスの触手に餌食になっていただろう。

バイオレンスはさっそく中島の命令どおりに無数の触手を女子高生に向けた。

女子高生「・・・・・ん?ひっ!??」  その時、女子高生は自分に向かってくる、

無数の触手を見て驚き、やがて恐怖する。女子高生が一歩下げると、

無数の触手が一気に女子高生に迫り、彼女の体に絡みつき始めた。

女子高生「きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」


光次郎「っ!?悲鳴だ・・・・・!!」   桜「あっちにヤツがいるわ!!」

女子高生を悲鳴を聞いた光次郎たちはそこに、その悲鳴をあげた人のところへと走った。

そして、光次郎は女子高生が触手の怪物に襲われているところへと駆け付ける。

桜「あそこだわ!!!」  しかし、既に遅くこの地に残されたのは、

女子高生が着ていたセーラー服であった。恐らく、女子高生は、

既に触手の怪物に食べられたか、何処かへ連れて行かれたかだろう・・・・・。

野沢「服だけ残っている・・・・・っ!!」  清水「むっ!?触手の怪物だ!!!」

清水の指差した方向を4人が見る。そこに無数の触手があった。

光次郎「触手の怪物!!!!」   桜「モンスロイド!!!!」

隊員たちが銃を構える。しかし、その時触手の怪物の隠れているところから声が出た。

謎の声「愚かなるSSPの雌豚どもと一匹の駄目人間よ・・・・・。」

ちなみに、駄目人間とは光次郎の事らしい(酷) それはかつての彼の異名でもある。

光次郎「っ!?(この声・・・・・・何処かで・・・・・・??)」  清水「誰だ!?お前は!!!!」

どうやら、謎の声は中嶋であった。しかし、桜たちはそれを知らないが、

光次郎だけがその声に聞き覚えがあると確信していたが、まだ完全に知っていないらしい。

中嶋の声「・・・・・お前たちは何故、貧しい人たちを救ってくれなかった?」

野沢「え・・・・?ま、貧しい人を救ってくれなかったって・・・・・。」

中嶋の声「私は貧しい人たちの恨みと怨念が集まって生まれた触手の怪物だ・・・・。」

隊員たちは触手の怪物が人間の言葉を喋れる事に驚くが、実際に怪物が喋るワケがない。

中嶋が触手の怪物を演じているつもりで、声を低くして喋っているのだ。

桜(喋れるんだ・・・・。でも・・・・なんか子供のような声をしているような・・・・・。)

中嶋の声「我らを救わなかった警察気取りの人間のクズよ。これより、

お前たちは我が天罰を受けなければならない。お前たちに限られし運命は二つ。

一つは女体を汚され、一生この屈辱を背負って生きていくか。一つは、

体をぐちゃぐちゃされ、ゆっくりと苦痛を味わいながら死を待つか・・・・・・。」

青井「恨みと怨念だの天罰だの、貴方は所詮、デスナイトの手下じゃない!!

さァ!!今まで女性たちを襲っていった罪をここで償わせてもらうわよ!!!」

中嶋の声「・・・・・では、我が天罰はお前から受けさせてもらう・・・・・。」

光次郎「待ってくれ!!お前の声は・・・・・何処かで聞いた事がある気がする!!

わからないけど・・・・・・。じゃあ・・・・・。もし、知ってれば、僕の声を知っているか!?」

青井「高町隊員・・・・・。一体、何を言っているのかしら・・・・・??」

中嶋の声「・・・・・知らんなァ。俺様を救わなかったガキなど・・・・・・!!」

清水「高町隊員!!!こいつには何を言っても無駄よ!!奴は所詮、機械の怪物!!」

野沢「総員、一斉射撃!!!!」  野沢の指示に隊員たちは銃を構える。

そして、後から光次郎も戸惑いながらボウガンを構えた。暗いところで中嶋が呟く。

中嶋「ち・・・・・っ!!あのガキを殺し、他の雌どもを襲ってしまえ!!!バイオレンス!!!」

中嶋の命令に無数の触手が襲い掛かってきた。隊員たちも一斉射撃で、敵の攻撃を迎え撃つ。

無数の銃弾と矢が多くの触手を撃ち落していくが、その多くの触手が本体のところに戻ってくる。

その同時に新しい触手が多く出してき、隊員たちを襲う。隊員たちはその触手をも、

撃ち落すがまたもやさっき撃たれた多くの触手が元に戻り、隊員たちに迫る。

隊員たちは必死にその多くの触手を撃つが、また別の触手が多く出てしまう。

野沢「いくら撃っても無限に出てきちゃう・・・・・!!!」  清水「これで耐久戦だわ!!」

光次郎「くそォ!!こうなったら突っ込むしかない!!!」

光次郎はそう言いながら、ポケットから高性能の爆弾を持ち出した。

野沢「光次郎君!これは・・・・・!?」  清水「SP-21X爆弾!!!」

そう。光次郎が持ち出したのは、SP-21X爆弾。物凄い爆発力を誇るらしい。

光次郎「僕が奴に接近して、これを投げつけますので、皆さんは援護をお願いします!!」

青井「・・・・・了解!!無茶しないでね!!!」  桜「気をつけてね!光次郎君!!」

光次郎「OK!!では、行きます!!おらああぁぁぁぁ・・・・・・っ!!!」

光次郎は爆弾を起動させ、怪物の本体に向かって、走っていった。

起動した爆弾から煙が出ている。近づく光次郎に無数の触手が迫る。

しかし、その触手はただの触手ではなく先端に鋭い刃をしていた。

清水「高町隊員を援護せよ!!!」  隊員たちは光次郎に迫る触手を射撃し始める。

これにより、光次郎に迫る刃物の触手が撃たれて、本体の方に戻ってくる。

光次郎「・・・・・っ!!でえぇぇぇい!!!」  そして、怪物の近くで足を止めた光次郎は、

すぐに思いっきり爆弾を投げつけた。爆弾は暗闇の中に入り、大爆発を起こした。

隊員たち「きゃっ!!!」  桜たちは爆発の衝撃に耐えながら、前を見ていた。

光次郎「くうぅぅぅぅ・・・・・・っ!!!」  光次郎もあまりの爆発と衝撃に、

流石にさがるが、それに耐えながら前の方を見てみる。すると、彼の目線には思いもよらぬものが。

光次郎「っ!!!こ・・・・・こいつは・・・・・・!!!」  そう。光次郎が見たものとは、

かつて秋田学園の弓道部で、梶たちにクズ扱いされた中嶋斎の鬼のような顔であった。

光次郎「な・・・・・中嶋・・・・・!斎・・・・・・・!!!!」  中嶋だけではない。

彼の後ろにはバイオレンステンタクルの巨大なる姿があった。

中嶋「ち・・・・・っ!!」  そして、中嶋は爆発の炎の中に消えて逃げ去った。

そして、バイオレンスも逃げていった。光次郎は中嶋の変わった姿を見て、驚愕していた。

桜「凄いよ!!光次郎君!!!触手の怪物が戦意を失って逃げて行ったわ!!」

青井「なかなか良い発想力を持ってるわね。高町隊員。」

光次郎のお手柄を褒めるように、桜は喜んで笑顔になり、青井もゆっくり拍手して微笑んだ。

光次郎「・・・・・あの触手のモンスロイドのマスターがわかった・・・・・。」

青井&桜「え・・・・・・??」   桜と青井はそれを聞いて驚きそうな表情をする。

光次郎「あの男は、かつて弓道部で偽りに負けた・・・・・中嶋斎・・・・・!!」

桜「ええっ!?じゃあ・・・・・今度の敵は、秋田学園の生徒だった人・・・・?」

光次郎「まあ・・・・。そのようになるけどね・・・・・・・。」

青井「ねえ・・・・・。中嶋斎って誰よ・・・・・?」

光次郎「・・・・本当はまだ知ったワケじゃないけど。弓道部の中で、

最も弱虫で泣き虫な人だった・・・・・。けど、あいつが何故、デスナイトに・・・・・。

まさか・・・・・・!!他の人にも不幸を齎そうと・・・・・!!それと、弓道部の奴らに復讐を・・・・!?」

野沢「デスナイトの中に、そんな悲しい人もいるなんて・・・・・。」

清水「いずれにせよ、その中嶋もテロリストの仲間。たとえ子供でも、

デスナイトのメンバーだったら・・・・・。できれば、逮捕程度で済ませたいけど・・・・・。」

光次郎「・・・・・・・・あいつ・・・・・・・。」


そして、次の日となった。光次郎は高町邸の二階の自分の部屋でパソコンをしていた。

つづく

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